『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第25章   「花療法とは」          by 花の妖精たち 

 わたくしは 「花の意識」 です。

 すべてのお花の集合の代表として、あなたにお話しております。

 わたしたちの命は非常に短い。短いがゆえに、あなた方に、精いっぱい咲いているのです。


 わたくしたちの一生を、

ただ短い間、花を咲かせることに、すべてのエネルギーを集約し、

そしてあなた方に、感動と安らぎを、希望を、和みを、

与えるために、そして疲れた心を癒すために、そのように、

わたくしたちは、常日頃、あなた方に働きかけをしているのです。

 それは人類種というものが、さらなる進化を、目指してほしいから。


 そのような計画のもとに、わたくしたち花の種というのは、作られたのです。

 すべては、この地球にある、

 すべての種のために、わたくしたちは存在しているのです。



 そして、あなた方の魂を、めざめさせるエッセンスを、たくさん秘めているのです。

 そのエッセンスを、あなた方が、発見してくれればいいのです。

 気づきのチャンスは、こんなところにあるのですから…。



 よく花に、愛情を持って話しかけてみてください。

 そこから、あなたが感じ取れるエネルギーのかたまり、

それが、わたくしたちのメッセージです。


 どうぞ、わたくしたちは、あなた方に一生を捧げているのです、

それを大切にしてほしいのです。


 人の気づきのチャンス、覚醒のチャンスは、わたくしたち、

植物界の中に隠されているということを、あなた方が、

日々の生活の中から、再発見されればよいと思います。



 ☆ 薔薇さん ☆   


 私は「薔薇の精」です。

 妖精界の中で、「薔薇」と言うのは、高貴なものとして、

皆さまに愛され続けてきました。その、薔薇の心というのを、

皆さんが、本当に気づいてくだされば、それでいいのです。


 私のメッセージは「愛」。「LOVE」そのものです。


 人が“愛の心”にめざめてほしいから、カラフルな薔薇を咲かせる。

 深紅の薔薇、白い薔薇、すべて、愛の象徴です。

 そして、私たちの形のみではなくて、香りの中にも、あなた方のハートをときめかす、

エネルギーが含まれているのです。

 人々の持つ、愛の本質にめざめてほしいがために、

薔薇の精はいつも、訴えかけているのです。 そのことを忘れないでください。



 ☆ ラベンダーさん ☆  


 わたくしは、「ラベンダーの精」です。

 春の終わりから、初夏にかけて、紫色の小さな花を咲かせ、香りはロマンテック…。

 それが、わたくしたちの訴えです。


 人々が、わたくしたちの心を感じ取られ、その感じたものを、

自分だけでなくて、多くの人に与えてほしい…。


 その気持ちを精いっぱい、短い命の中で訴えかけているのです。

 わたくしたちの気持ちを、大切にしてほしいのです。

 これが、「ラベンダー」の気持ちです。    



 ☆ ユリさん ☆


 わたくしは、リリー。「ユリの精」です。

 ちょっと香りとしては、あなた方には、きついかもしれません。

 つーん、とした香りがするのですけれども。

 しかし、その香りに、わたくしたちのメッセージは含まれているのです。


 あなた方が、わたくしたちの香りに意識を向けたとき、

その香りにつつまれたとき、あなた方の心はもう、別の世界にいるのです…。


 思い浮かべてください、わたくしたちの香りを。

 ただそれだけで、あなたは別宇宙に旅が出来ることを、

わたくしはいつも訴えかけているのです。

 「ユリ」は、意識次元の「旅案内人」なのです。






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