『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第50章   「波動感性の向上」        by くまた 

 古代の人々は、いつも自然との共存を意識して生きておりましたし、

動物や、花や、植物、川、海、滝のしぶき、岩や、山々の木々に囲まれての生活であれば、

自ずから、自然の感性を高めることも可能でしたし、自然との一体化は、日常でもあり、

むしろ、自然に対して畏れ、畏敬の念さえ、抱いていたはずです。


 「神道」の、自然崇拝というのも、本来の意味を残していることの証でしょう。

 また、中国では、「老子」のいう、「無為自然」も、同意でしょう。


 人は、生まれながらにして、感性の鋭さを、持ち合わせており、

「見る」、「聞く」、「話す」、「嗅ぐ」、「皮膚感覚」などは、

すべて五感と称する、感覚機能がベースとなって、第六感の世界への、

橋渡しを行っているのです。


 もともと、第六感というより、それ以上の感知“SENCE”があるのですが、

三次元的思考に、慣らされてしまっている現代人は、

この世のものが、すべてである、というような、

感性の世界からは、掛け離れた、ものごとを捉える癖が出来てしまいます。


 すべては、五感がベースとなって、

第六感、第七感、第八感…という風に、感知する世界が、広がってゆくのです。


 本来は、高次元感性を持ちながらも、

物質化という、低次元化を選択してしまったが故に、五感をベースとして、

第六感から、さらなる高次元感性を、取り戻さなければならないのです。


 その本来の感知を、鈍化させてしまった、現代人の思考形態と、社会による拘束、支配、

カリキュラム化された、教育システム、それに、自由な発想、アイデア、直感に、

ブレーキをかけてしまう、電磁波環境など、多くの問題が蓄積しているのです。


 古代では、化学合成された、プラスイオンに帯電しやすい、プラスチック製品や、

化学繊維などもありませんでしたし、人工の、電磁波環境など、なきに等しく、

いつも、自由な発想を持つことが出来たのです。


 今では、歴史的に意味合いを持つ、「地場」に残留する、「残留想念地場」も、

人心の複雑化、ストレス化によって、ますます増殖されてゆくのです。


 昔からまつわる、呪いや、恨み、憎しみ、妬みなどと、重なり合って、

ネガティブエネルギーが、増殖されてゆきます


 もし、そのような地場に、住まざるを得ない場合、否が応にも、

その地場の影響をうけてしまうのです。そして、当人の思考形態と、心の癖に影響を与え、

人生が、思わぬ方向へと悪化してゆくのです。


つまり、その地場の、カルマを負ってしまうのです。


 当然、食料品にも、海外からとか、出身地より遠くの土地のものがほとんどですので、

これまでの、日本人の持っていた食性とは異なった、異質の波動を、

知らず知らずのうちに、身体の中に、取り入れてしまっているのです。


 確かに、このことは、三次元的進化のために、

エントロピー増大化には、手をかしてはいるのですが…。


本質的な意味からすれば、「統合」、「ワンネス」からは、遠ざかってゆくのです。



 そして、いつもエネルギーの停滞、鬱積が起こり、いつもエネルギー過剰な体質の人、

薬づけによる、体質の歪みなどが相俟って、ますます、体を悪化させてゆくのです。


 特に、エネルギー過剰体質(実証体質)と、エネルギー不足体質(虚証体質)に対して、

現代医学は、無知に等しく、このあたりの対処方法においては、

民間療法や、物療に、軍配を挙げざるを得ないのです。


 このように、現代人が、いかに波動感知能力を、低下させてしまっているかということを、

納得いただけると思います。



 さて、波動感知力を高める方法として、皆さまに提案いたしたいことは、


まず、ご自身の、「意図」によって、

「私は、波動感知力を高め、エネルギーの世界をもっと自覚して、本来の姿に戻りたい!」と、

強く自分に対して、宣言してください。

 それが、すべてのスタートなのです。


 すべての始まりは、「意識」の、方向性が大切なのです。


 もともとあった、高次元感性に戻るためには、その「方向性を貫く」ことが重要なのです。

 そうすると、必要な状況が、磁石のように、引き寄せられてきます。


 食物、健康食品、宝石、タリズマン、瞑想、呼吸法、禅、気功、エネルギーグッズ、

ボディーワーク、カイロプラクティックなど、必要なものがタイミングよく訪れてくるのです。


 また、自然と、そのような状態を受け入れる自分自身に、なってゆくのです。



 人によっては、カルマ的な残留想念を、除去する必要性が発生し、

必要な人々との出会い、出来事や、葛藤が、起こってくることでしょう。


 そのようなときでも、すべてを解き放ち、相手も、自分自身も、解き放つことで、

カルマの成分は、高次元のエネルギー源へと、転化してゆくのです。


 必要な状況は、その時、その時々に応じて、起こってきます。


 それが、いかなる状況であろうと、

 「すべては、自分自身の選択と意志によるものである。

 それが、アセンションのプロセスなのだ。」ということを、

いつも、心の中に、留めて置いてください。






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