18章  「風水の方法」 by マクラーゼ 


 最近では、「風水」という言葉を一般的に耳にすることができるようになり、

多くの解説書もでまわってますので、「風水」という言葉自体には

違和感はないと思います。

 十年前の日本では、「風水」という言葉を聞いても、

何のことやら意味不明だったのですが、いまでは一般的になりましたので、

 特にその意味を説明する必要もないようですが、

ひとつ「風水」における大切な原理を説明したいと思います。


◎ 原理

 
「風は“気”を散らし、水は“気”を集める」という言葉が風水の原理

そのものを示しております。そして、この二つの性質の通路となるのを、

「龍脈」と呼んでおります。「龍脈」に沿って、気の性質が変化していきますが、

強力な中性点またはエネルギーのわき出し口、エネルギーの吸収口、

それらを通して「穴」と呼びます。


 つまり「風水」には「脈」と「穴」が発生するということ。


 この原理は東洋医学における「経絡」、「経穴」(ツボ)に相当するものです。

 この法則が、土地の気脈の流れ、「気」、「穴」、のポイントに相当するものです。

 人体のメカニズムと、土地のメカニズムが相似的に共鳴し合う原理そのものを、

上手に調整できるかどうかが、「風水の能力」ということになります。


 人体は、磁石のような働きを持っていますので、周囲の環境や

家屋の地場に影響を受けるのは当然といってもいいでしょう。


 特に、睡眠中の意識というものは、顕在意識がなくなり、

潜在意識のレベルにはいりますので、その間に風水の影響を

もろに受けてしまうのです。


 知らず知らずの間に土地や家屋の影響を受けてしまい、

もしそれがあなたのエネルギー体を損傷させるようなことがあれば、

本来の自分の実力も発揮できず、人生がおもわぬ方向へ向かってしまうことになります。

 これらを、いかにしてよき方向へ改善するか、そのテクニックが風水能力なのです。


◎ 風水感知の方法

 土地や家、部屋などの風水を調べるのはいろいろな理論書に従っていれば、

それでよいとお思いの人が多いのではないでしょうか。


 日本の風水は、「気学」に基づいたものがほとんどですので、

間取りを変えたり、池を掘ったり、植木をうえたりして、多大な費用がかかってしまいます。


 それは一理あることですが、ここではそのような費用のかかる手法は、

本来の風水術からみて未熟としか思えないところがありますので、

皆様にはもっと違った方法をお伝えしたいと思います。


◎ 物理的手段

 ・ 光を取り入れる方法

 ・ 水の配置を上手に行う方法

 ・ 風の流れをうまく用いる方法(換気、窓に依存するものです。)

 ・ 植物のパワーを用いる方法

 ・ 鏡の反射を利用する方法

 ・ 動物(犬や猫などのペット類)のパワーを用いる方法

 ・ 電気製品の配置関係を利用する方法

 ・ 土地の龍脈、龍穴を使う方法

 ・ 東西南北(四神)のエネルギーを利用する方法

 ・ エネルギーの強い宝石、鉱物、水晶、などを用いる方法

 ・ 光の配色バランスを利用する方法

 ・ 香りを利用する方法

 ・ ろうそくや台所にある火の精を利用する方法

 ・ 霊札、護符、パワーグッズなどを用いる方法

 ・ 塩、木炭などのエネルギー吸収体を用いる方法

 ・ エアコン、除湿器などを用いる。湿度のコントロールの方法


 以上あげました物理的な方法を使いながら、ご自分の波動感知能力を

最大限にいかしながら、最適な配置関係をつくり出すことで、かなりの風水が行えます。


 ここでも大事なことは、波動感知能力を磨くことが、

風水能力の基礎となります。


どこの位置に何を置けばいいか、というような定説はありません。

 土地の地場、環境、住む人の状態で、配置関係は変わってくるのです。


 決して定説に惑わされることなく、ご自分の波動感知能力を最大限に開き、

最も快適な居住空間を作られることをおすすめいたします。



◎ 意識コントロールによる手法

 物理的な手法は、あなた方のボディレベル、エーテル体レベルでの風水効果は十分に

行えるのですが、アストラル体以上となると不十分な部分が発生してしまいます。


その不十分な点を補う方法が、意識エネルギーで風水をとり行う手法なのです。


 このレベルのコントロールはかなりの経験と熟練が必要となってきます。

しかし、この能力も波動転写能力が基本能力となります。


 意識を居住空間まで、あるいは、土地全体までに向けられるかが

大きな決めてとなります。まず、手始めにご自分の部屋、

あるいは寝室などから始めてみるほうがよいでしょう。



1、物理的な手法を使い、最適なエネルギー空間をご自分で作ってみてください。

  どのようなものを使おうとそれはかまいません。

  最高の環境となることが重要なポイントです。


2、環境が整いましたら、その部屋の中心に座ってください。


3、前に、瞑想の手法を説明いたしましたが、同じ手法で、深い瞑想に入ってください。

  そこに、自我意識が入り込まないようになるまで、

  瞑想状態を深くしていってください。


4、そして、ご自分の部屋のエネルギー空間が、最高の気の流れのスポットとなるように、

  部屋全体をイメージしていってください。

  良いエネルギーが常に流れ込んでくるようなイメージでもいいでしょう。

  または、部屋中が光り輝くイメージでもいいでしょう。


5、その状態が永遠に続くよう、深いイメージでもって、条件設定してください。


6、ご自分の感性と直観力で、空間が、さらに快適で、リラックスでき、癒しも行われる、

  そのような感覚がつかめれば、初期の段階では十分でしょう。



◎ 応用編

 最後にいくつかの応用をお伝えいたします。

 風水の基本は「風」と「水」。「龍脈」と「龍穴」を探し出し、

その流れの中に居住者のエネルギーを乗せられれば、運気は上昇してきます。


 逆にエネルギーを吸い取られてしまうようなスポット、

霊的な残留想念もそのひとつの要因です。このようなところにいると、

知らず知らずの間に運気というのは、低下してゆくのです。


 高度な手法は、マインドのみで「龍脈」の流れを変え、居住地に

「龍穴」を発生させる手法です。さらに奥義としては、

「四神」である「玄武」、「朱雀」、「青龍」、「白虎」、を東西南北に配置させ、

「四神相応」となし、中心部に[龍]の上昇脈と[鳳凰]の下降脈を相対応させ、

二重の螺旋を形づくり、その中心点に光の水晶体の「結界」を置くことで、

すべてが完璧となります。


 ここでは、その具体的な方法については、これからの課題としておきましょう。


 この手法をプログラムした「アースヒーリング」という、CD、MDがあります。

これは、音を空間に流すだけで自動的に風水が行えるものです。


 本来の「風水術」というものは、物理的な手法なしでも行えるものなのです。



◎ 「龍と鳳凰」について


 ☆ 「龍」

  
龍は、大蛇に似て、四足、角、長い髭のある想像上の動物。

  雲をおこし雨を降らせ、春分には天に昇り、秋分には淵に潜むとされる。

  龍という文字も頭に冠をかぶり、胴をくねらせた大蛇の形を描いた象形文字である。

  古来、瑞兆の霊獣とされた「四霊」(龍、麒麟、亀、鳳凰)の一つである。


  また、伝説では漢王朝の始祖劉邦は龍の生まれ変わりとされてきた。

  以後、龍は鳳凰とともに、皇帝と皇后の象徴として用いられてきた。

  しかし、龍の紋様が皇帝の独占とされてきたのは北宋末以降で、

  いわゆる「ニ角五爪」の龍が神聖な皇帝の象徴とされてきた。


 ☆ 「鳳凰」

  
鳳凰は、聖人が世に出たときに、瑞兆として現れるという想像上の鳥である。

  鳳と風は同字で、大鳥が羽ばたきをするさまを描いた象形文字。


  殷の人々が風神として鳳をまつったことから、後にめでたいしるしとなったという。

  鳳凰は、霊魂が死後に不死の聖域へと昇天するにあたり、

  天帝から派遣されて霊魂を迎える役割りを果たすという。


  これがさらに瑞祥にそのまま転用されて、天帝の下ろす瑞獣となった。

  鳳凰は后妃の象徴とされることもある。

  四神(青龍、白虎、玄武、朱雀)の一つでもある。



 ☆ これら「龍」と「鳳凰」は私たちの深層意識にいつも生きており、

  対極の陰と陽とも考えられ、この二元性を統合する課程において

  必ず現れ遭遇するものです。


  それらの性質を完全に理解、体得することが統合には必要なのです。

  そののちに、ワンネスの領域が体得できるようになります。



参考:風水の基本は体内磁石の方向修正にあります。

   この体内磁石がずれると身体だけでなく精神、魂にまで悪影響をもたらします。

   これらは、“くまた”が試してみて、最も効果のあった風水グッズを紹介いたします。


   水  塩  竹炭  竹  松  榊  水晶  七福神の置物  

   稲荷神社のお札  金  銀  プラチナ  琥珀  ソリトロン

   ポトス  サボテン  温泉療法  龍‐鳳凰の絵  タオの図形

   アースヒーリングCD、MD  炭酸水  多重円形図形

   ビタミンC  マルチミネラル  ロイヤルドルトンの陶磁器

   凍頂烏龍茶(台湾茶)  ジャスミン  トケイソウ  バラ  

   麻や絹の衣類  風水鏡  カーテンの色の選択  家具類の素材

   照明器具  マイナスイオン発生器  乳酸菌  酵母食品

   チーズ  スパイス  アロマの精油  ワイン  天然酵母パン


 あまり風水の理論にこだわるとかなりの専門知識が必要となってしまいますので、

まずは自分にとって最も心地いいと感じられるところにグッズを配置することが、

最も簡単で確実な風水です。

 ご自分で工夫されることが一番です。お試しください。


                       記  くまた 




  「風水の基本法則は、自分の状況にとって最も居心地の良い環境を

   作り出すことをいい、自分の精神レベルの向上とともに、

   シンプルなものへと変化してゆくものである」


                       by マクラーゼ




 

 
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