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21章 「シャドウと向き合うために」 |
by サナトクマラ |
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人の魂もともとゼロ点に戻ることを願いつつ、私、サナトクマラは
あなた方のシャドウの側面に眠る、意識体として存在しております。
あなたが、鏡に映した姿、あなたのシャドウと向き合う。
そのことであなた自身は、本来の、ゼロ点に戻れるようになっているのです。
人は、自ら極性を持つもの。それは、止むを得なきものとして認識しております。
それがゆえに、あなた方の身体的シャドウのみでなく、意識のシャドウ、
魂のシャドウも存在してしまうのです。
この二元論的な宇宙に於いて、自己の側面における、すべての影の部分。
そこを真剣に見つめることの大切さをわたくしは伝えて参りました。
一般にはサナトクマラを魔王尊と呼んでいるのも、
このシャドウの側面を引き受けているからです。
なぜ、ここでわたくしがこの場で発言を許されたかというと、
すべてバランスの中で、存在している宇宙そのものを認めるという立場から、
このシャドウという側面の役割をあなた方に伝えておきたいという
強い意思からであります。
人々は、ポジティブな側面があれば、ネガティブな側面を発生する。
それは当然のことです。極性を持ち、個性を持ち生きつつあるわけですから、
それぞれ主義主張が生まれるのは当然のこと。それが許された人間社会ですから・・・。
その中で敵対関係が生まれてくる。それも当然のことでしょう。
その敵対関係というのは、実はあなた方が映しているシャドウの側面そのものを
人に投影しているという証明になるのです。
身の周りの人が、そのような側面を引き受けてしまうことになります。
どのような環境にあろうと、あなたのシャドウは、必ず、
身の周りに現れてくるようになるのです。そして、自分自身を深く見つめ、
自分の弱点とは何か、克服すべきものは何か、常に、たたきつけられてゆくのです。
かなり、厳しい側面を持っておりますけれども、あなた方に、
苦という一つの試練を与えることによって克服させる、それが、わたくし、
サナトクマラの役割りです。
そのために、苦行を求める人たちの間で、信奉されるのは、
無理なきことなのです。
自己の肉体、精神に苦を課し、それを超越させる、というやり方。
それは、わたくし、そのものの意思に従うものでございます。
だからこそ、天狗としての化身とも言われているのです。
あなた方の影の部分を素直に見つめさせ、その影に直面させ、
真剣に影と見つめあうこと、それを自分自身の中で、解決できた時、
あなた自身が、ゼロ意識になり、さらなる魂の覚醒が得られるからです。
あらゆる、ネガティブの側面を、あなた方の最も苦手とする側面を、
わたくしがになうのです。
そのために、感情の不安定、爆発、動揺が、常に起こってくるのです。
そうすると、人というのは必ず反対のものを求め、
楽になりたいという気持ちが起こるからです。
そして、そのことで、なぜそのようなことが起こるかを真剣に考えさせ、
自分自身の意識の投影として起こっていることに気づけば、
次の次元へ上がれるという橋渡しをするのです。
シャンバラにおいては、冥界の王とも言われておりますが、
地底の意識をわたくしが背負っているからです。
つまり地球上のすべてのネガティブな側面をわたくしの意識すべてに集約させ、
それらを統制するパワーを持っているからです。
これも、この地球という惑星における、極性に基づくものでございます。
非常に厳しい側面を持って、働きかけを行っておりますけれども、
本当に、私、サナトクマラが願うことは、あなた方がさらなる覚醒を
自らの魂の意思によって、気づきによって、行っていただきたいからです。
それらを超えたとき、意識は、アセンションし、違う宇宙空間へと、
拘束のない宇宙空間へと旅立ちができるのです。
このネガティブな側面を引き受けているものの中に、リリスというものもおります。
一つの役割りとして、とらえていただければよろしいのです。
何も恐れるものはなく、私たちの願いは、
あなた方の意識がさらなる気づきと覚醒、超越、を達成してほしいから、
ただそれだけを願っているから・・・。それだけの役割なのです。
これを「極性宇宙における必要性が故の存在」と
解釈していただければよいと思います。
by サナトクマラ
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