３２章　　「すべての幸せのために」 ｂｙ　天使　セラフィム  　このたびの　「セイクレッド・スター」（実践編）における、旅先案内人を トート様に代わって務めさせていただきました、セラフィムです。 　長い間ここまで、お付き合いくださり、ありがとうございます。 　さて、この本の最後の取りまとめとして、わたくしセラフィムからただひとつ、 お伝えしたいことは、皆さまが、幸せであってほしい。 　ただただ、そう願っているだけなのです。 　人が生きるうえで、必要なこと。 いかなる嘆き、悲しみ、苦しみ、痛み、逆境の苦しみ、絶望、 それらを越えられるのは、あなたが「幸せでありたい」そう願っているからです。 皆がそう願っている。 　宇宙全体も、この地球全体も、すべての動植物、鉱物、人すべて。 幸せを願っているのです。 　何も、苦しみを願って生きているわけではないのです。 　しかし、この二元性を選択した環境下で、ネガティブな側面は、 必要性として現われてくるわけです。そのネガティブ性を越えられるのは、 光、希望、愛、そして、幸福なのです。 　人は、現実を直視させられると、非現実世界を見たくなってきます。 それが、今この本を読まれている、皆さまが関心を持たれる 精神世界への興味へとつながってくるわけです。 　現実世界の厳しさだけではなくて、それらを補う何かが必要である、 　つまり、非現実ではありながらも、あなたの心にとっては必要な糧として、 この精神世界は存在している。そして、神や、宗教観、すべてを超え、 　本当に人が望むものは何であるか、魂が望むものは何であるか、 その答えを皆、探し求めているのではないでしょうか。 　わたくしセラフィムは、天使界の最高位を司るものとして、 皆さまに、幸せを与えることにしているのです。 　あなたが幸せを感じられるとき、感じられるようになったとき、 あらゆるカルマの法則も、トラウマも越えているのです。 　自己の内面に奥深く眠る、カルマや、トラウマ。 それらは本当に幸せであるという至福感によってすべて消えてしまうのです。 　そして、心に余裕が出てくるのです。 　その余裕が、自分の周りへの愛情、寛容さに、つながってゆけるのです。 　自分のトラウマも解決しないままに、掛け離れた愛だけを言うのは、 論外なのです。まず、自分自身が幸せになって、 幸せな土台があるからこそ、周囲に癒しを発散できるからです。 　わたくしたち天使界は、あなた方の心のなかの、 痛みや傷、それらを癒し、感性を育て、 　愛を感じることができるように、感動を覚え、喜び、笑いをもたらすものとして、 常に背後からサポートしているのです。 　それがゆえに、私たち天使界は、愛と慈悲そのものだと いわれ続けてきたのです。 　それは、皆さまのハートのチャクラから、自然に湧き出るものであります。 　なんの無理もなく自分から、人を癒してあげようという気持が出てきたとき、 多くの人を、助けることができるのです。 　それが、この本で唱えてきた、すべてのエッセンスです。 　能力というものは、使えば、使い方によっては、ポジティブにもなり、 ネガティブにもなります。その使い方において、 　最も大切なのは、人々の幸せを願うこと。 　調和を願うこと。宇宙全体の調和を願う心、ただそれだけでいいのです。 　どこにも、気づくチャンスはあります。 　虹の光や、木や、花や、鳥や、動物、それぞれから、あなた方は 癒しを与えられていることに気づくでしょう。 　その感性を大切にしてください。 　あなた方の感性が、磨かれれば、磨かれるほど、 私たちの、サポートは強くなって参ります。 それこそ、魂にふさわしいサポートが与えられるようになっているのです。 そのための大事な心がまえを申しておきましょう。 　あなた自身魂の中で、心の中で、奥深くで、こう宣言するのです。 　「わたくしは、幸せの存在そのものである」と…。 　「�T　ａｍ　Ｈａｐｐｉｎｅｓｓ．」 　ただそう、アファメーションするだけでいいのです。 　これが、創造の原理です。 　あなたが、幸せの存在そのものであると、宣言できること。 　それからが、あなたの新しい人生の始まりとなるのです。 　これを魂の生まれ変わりと申します。 　多くの人々に、幸せを与えることの出来る存在となるからです。 　そして、多くの人を助け、救っていってください。 　これが、この本の第一の目的なのですから…。 　能力をむやみに使うのではなく、周囲を幸せにすることに活用すること。 　それが、あなた自身の魂のアセンションにつながることになるのですから。 　いつまでも、愛と、光と、希望を持って、魂の練磨に努めてください…。 　このたびは、トート様に代わって、わたくしセラフィムが、 すべての章の道案内を務めてまいりました。 　次回、第三冊目「セイクレッド・スター」（真理編・普遍編）公開の時には さらなる高次元の存在が道案内をすることになるでしょう。 　しかしながら、真理はひとつ。 「あなた方が幸せであること。自由であること。」 　それを、いつまでも、 いつまでも、 すべての意識界が見守っているのです。 それこそ私たちの喜びなのですから・・・