6章  「直感・霊感と瞑想」 by トート 


 わたくしトートからひとこと、瞑想に於ける心がまえと、

いかにして霊感、直感を高めるかについてお話したいと思います。


 「瞑想」とは、日々の、日常の感覚とは意識をそらし、

あなた自身の魂の状態へと戻るための手法の一つです。


 そのためには、あなたの肉体が、この三次元世界に拘束されない条件が必要です。

 そのための環境、あるいは身体的条件、すべてを整えることからはじめます。


 全く楽な姿勢でかまいません。あなたが最も楽な姿勢をお好みの環境の中で瞑想を行う。 

それが最適な条件なのです。つまり、風水の最高の条件というのは、

「あなた自身が最も心地いい環境」そのものであるといえるでしょう。

 それは、「あなたの波動に満たされた空間」そのものを指すのです。


 身の周りが、あなた自身の波動に満たされた環境そのものが、あなたのエネルギーであり、

最も心地よい空間であるわけです。

 出来る限りご自身でそのような空間を持たれることをおすすめいたします。


 さて、環境が整いましたら、まずリラックスすること。

 それが、瞑想のスタートとなります。

 リラックスすること。周囲にやわらかな音楽を流してもいいでしょう。

できる限り、アルファー波が発生しやすい音楽が良いでしょう。

あなたが最も落ち着ける音楽を流すのが一番いいでしょう。


 そして、その音楽の中に身をゆだね、できる限り力を抜いてください。

そのときに、ゆっくりした呼吸を用いるのがよいでしょう。


 呼吸を整え、意識を整え、体を完全にリラックスさせてゆくのです。

 そのリラックスした感覚がつかめない場合は、できる限り、体を緊張させて、一気に力を抜き、

緊張とリラックスの違いを自分の体でつかみ取ることが大事です。

 全身をリラックスさせ、ゆったりさせる。


 そして、できる限り照明は暗く、目を瞑った状態で自分自身の肉体感覚がなくなるまで

瞑想してください。


 最初の頃は、雑念が出てくることでしょう。


 この雑念も、初期のうちは雑念と戦わずに、こだわらずに、

そのまま出てくるのを見守っていてください。いくらでも出てくるでしょう。

 日々の生活のこと、人との感情のこと。嬉しかったこと。悲しかったこと。

いろんな感情が出てくるでしょう。そして、誰からやってくるのか分からない感情も

わきあがってくるでしょう。でも、それも、「すべて出て行っている」とイメージするのです。


 自分の中にためているのではなくて、全部消えていっている。

 雑念は消える。消えていっているのだと強く思うことなのです。


 これを、毎日繰り返し行ってください。


 次第に雑念はなくなり、瞑想しても全く雑念がわかない状態が起こってきます。

 非常にクリアーな、何もない透明な空間に

あなた自身がただ一人存在しているような感覚をつかめるでしょう。

 これが「完全リラックスの方法」です。


 そのとき、肉体感覚もほとんど無く、「あなたの意識だけがすべて」という感覚に

満たされるでしょう。肉体感覚は完全に消失し「あなたの意識だけ」。

 そのような状態をイメージするのです。


 この「完全リラックスの方法」を何度も何度も繰り返し行ってください。



 そして、その次に「集中の瞑想」という段階に入ります。


 集中とは、一点集中をいいます。

 一つのことだけに意識を向ける。対象は何でもよろしいです。

 それだけに意識を向けるのです。


 木や花、石。何でもいいでしょう。


 このとき、人を意識した場合は人の想念がまわってきますので、

避けたほうがいいでしょう。


 図形でもいいですし、数字でもいいでしょう。

 一つのことに集中し、そのものと一体となる感覚を身につけるのです。


 部屋の中の一点を見つめるという方法もいいでしょう。


それぞれ工夫してみてください。


 部屋の中に光を一点だけ灯し、そこに集中する方法もよろしいでしょう。

 ただし、ろうそくの場合は霊的な波動を引っ張りやすいことがありますので、

避けたほうがいいでしょう。


 わたくしのおすすめとしては、「ソリトロン」の光をそのまま見つめることで、

一点集中の手助けとなります。


 それは「ソリトロン」からは一点集中のエネルギーが発生しているからです。


 それでは、この二つの瞑想、「集中」と「リラックス」、二つが出来るようになったとき

 「集中とリラックス」という二つのことを同時に行う訓練に入って行きます。


 非常に高度なテクニックとなりますけれども、

実はひとつひとつが完全にできるとそれが可能となってきます。


 意識というのは二つに分離でき、また、互いに重なって存在できるわけですから、

二つの意識を同時に持ち合わすことは可能となるのです。



 意識をできる限り広げ、リラックスさせ、

そしてその状態に於いて何か一つを見つめ、「広い広い宇宙の中にただ一点の光がある」、

そのようなイメージでもいいでしょう。


 これを、何度も、何度も行ってみてください。

慣れてくると確実に出来るようになってきますので、諦めずに何度も、挑戦してみてください。


 そして、この状態が「実践編」の主な主題である

「チャネリング」や「リーディング」すべてに必要な条件となってきます。


 「広い意識の空間の中の座標を、一点集中しながら移動させてゆく」、

そのようなテクニックを身につけることが大事なのです。


 これが出来るようになると、相手の波動、物の波動、すべてが正確につかめるようになってきます。


 そして、一点集中とリラックス、二つを同時に持ち合わせ、

意識をどんどん、どんどん広げてゆくのです。


 無限に、無限に広がるあなたの意識空間、それがどこまでイメージできるか、

それがあなたの脳の、魂のキャパシティーにつながっているのです。


 すべてが、皆つながっている一体感をつかめたとき、

あなた自身が、全体の愛を、再発見するでしょう。


 そして、直感と霊感の高まりとなって現れてくるのです。


 波動感覚とは、肉体で感じるのではなくて意識で感じるとうこと。それが大切です。

 意識で感じ取れるようになったとき、すべての五感に意識が存在していることがわかるでしょう。


 これが波動感知の基本となります。どういう感じかな、と意識で感じている。それが大事なのです。


 どうぞ諦めずに何度も挑戦してみてください。


 「きっと出来るようになると自分で設定すること」。

 「宣言」することで、さらに確実度が増してきます。


 それこそが、あなたの魂の本質に目覚めるための、唯一の方法なのですから…。


                       by トート



「具体的手法」

   ◎  基本原理

 直感、霊感の基本原理から説明いたします。


 五感(視、聴、嗅、味、触)がベースになって、神経ルートを通って、脳へ電気信号が伝えられます。

脳内でそれぞれの感覚に対応する部位に、エネルギー振動が発生します。


 すべての振動のうなり、つまりスカラー波(うなり波)成分が精神を形成し、その上位にある、

第六感といわれるインスピレーション、テレパシー通信の媒体となる通信網に接続されます。

 さらに、このネットワークがすべての意識層へと接続されてゆき、情報を受けます。

 受けた情報は、その逆のルートを通って、五感へと変換されてゆきます。


 このために、直感、霊感とは、五感を鍛えることが基本となります。


 五感の感覚の微妙な違いを感知できるということは、意識層からの情報の翻訳機能が

うまく発動しているということです。



   ◎  瞑想のすすめ

 五感を統制して、すべての五感を無感覚にできるようになれば、

意識層への通信網のノイズ成分がほとんどなくなってきます。

 そして、個人の意識を超越して、純粋な意識空間に接続できるようになります。


 この純粋化の度合いによって、翻訳される情報の純度が変わってきます。



   ◎  瞑想の準備

 ・瞑想の前にお風呂に入り、電気の帯電を取り除いてください。


 ・静かな落ち着ける環境のもとで行ってください。


 ・周囲の電気製品は遠ざけ、化学繊維よりはシルク、麻を身につけた方が良いでしょう。


 ・軽いヒーリングミュージックを流しても良いでしょう。


 ・環境の設定が、「瞑想の度合い」を決める大切な要因となりますので、

  環境にだけはくれぐれも注意してください。


 自分で最適の環境を創るのも、エネルギー感性を高める良き体験にもなり、楽しいものですから…。



   ◎  瞑想の方法

 ・姿勢にこだわらず、自分にとって、最もリラックスできるスタイルがベストです。


 ・呼吸法にこだわる意識が、呼吸にかたよってしまいますので、

  御自分のペースに合った呼吸でかまいません。

  強く激しい呼吸だけはしないでください。


 ・リラックスできたら、まず、縦のエネルギー(正中線上)の流れを感じて、

  ネガティブなもの、たまっていた意識を、頭頂の方へ引き上げて、

  すべてを抜き取ってください。


 ・しばらく縦のラインのエネルギーの流れを感じてください。気持ちが楽になり、

  すがすがしい気持ちになってくれば成功です。

  (これが知性をコントロールするエネルギーです。)


 ・次に、ハートを中心によこに流れるエネルギーを意識してください。

  (これは感性に相当するエネルギー流です。)

  大きく大きく広げてみてください。両腕を左右に広げてみると、やりやすくなります。


 ・しばらくこの感じを受けとめてみてください。心が安らぎ、

  幸福な気持ちに包まれてきましたら成功です。


 ・今度は同時に縦とよこのエネルギーを感じてみてください。

  そこに十字が生まれます。そして十字が大きく大きく広がって、

  円形(○)をなすようにイメージしてください。



このような感じです

(図1)


 

 これが、アトランティスの十字。聖剣と聖杯、男性原理と女性原理の統合を意味します。

 そして(図1)は、結界をも意味します。


 ・すべてが統合され、すべてのなかの自分を意識していってください。


 ・そのうちに、肉体感覚がなくなって、意識だけの世界へ入ってゆきます。


 以上の方法で瞑想を行っているうちに自我がなくなり、肉体感覚もなくなってきます。

 ただ空間に完全に透けこんでしまって、肉体もなく。意識もなく。

すべてと一体となって、内なるもの、外なるものの識別もなくなってしまいます。

 無色透明な世界へ入ってゆきます。

 このような状態に瞬時になれるよう体験を積み重ねてゆきます。


 そのうちに条件反射が身についてくると、いつでもこのような状態を再現できるようになります。



   ◎  注意点

 ・このときに、特定の意識界や存在、神仏、マントラなどを意識しないこと。

  これは誤った意識の癖をつくらないためです。

  何が出てきても、すべては虚像にすぎないものであると割り切ることです。


 ・また、ネガティブ意識、トラウマが出てきたり、体感異常が起こったときは、

  即座に瞑想は中止してください。


 特に、このような高度な瞑想段階に入ったときトラウマが発生すると、

魂の実体そのものに深く傷を残してしまい、カルマ成分を増殖させることになり、

一度焼き付いてしまった傷はなかなか消すことはできなくなってしまいます。


 この点が一般の瞑想の解説書に書かれていないのが大きな問題なのです。


 感情に振り回されたりすると、このネガティブ成分のキャンセルは、大変難しくなります。

エゴが高次元に投影されたときコーザル体を傷つけてしまい、その要因に気づくまで

その影響が及んでしまうのです。



 ここまでにあげました瞑想の方法を何度も繰り返すことで、瞬間に透明な空間に

入るようになれるはずです。


 この訓練がうまくできていなければ、直感、霊感というのは、

何か間違った意識界からの情報に左右されてしまいます。


 まず重要なことは、究極の目標に「灯台」、道しるべが必要なのです。

 これを知っていなければどこか間違った空間を航海し、彷徨ってしまうのです。


 どこへいくのやら、どこにいるのやら、わからずじまいでは、

直感の厳選が定かでなくなるのです。

 いま自分のいる座標をちゃんと知っていることが大事なのです。


 まず、目標をしっかり御自分の条件反射として体得し、

それから次ぎのステップへ入ることができます。

この順序を決して間違わないでください。


 通常の一般的な瞑想のステップでは、この重要なポイントを見落としております。



 それでは、次のステップを説明いたします。


 普通、脳波を分析して、アルファー波よりもデルタ波、そしてシータ波の方が、

瞑想が深くなってゆく。シータ波領域でなければ、高度な瞑想ではない、と、

一般では説明されております。


 シータ波というのは、ほぼ眠りに近い状態なわけです。

この状態においては、あなた方の直感を、肉体の五感に反映させることが難しくなってきます。


 本当に大事なことは、ベータ波、アルファー波、デルタ波、シータ波、そしてガンマ波、

すべての脳波が同時に発生し、すべてが、うまくバランスが取れたとき、

最高のインスピレーションが得られるようになっております。


 人は、特定の脳波のみにこだわって、アルファー波でなければいけないとか、

シータ波でなければいけないとか、これも、固定観念に過ぎないのです。


 脳波の機能は、何ひとつ無駄なものはありません。


 「すべてがバランスよく機能し、同時存在する」。

それこそ、すべてが自分の中にある。というそのような状態こそ、

全領域の、広範囲の情報にアクセスできるわけです。

 一つの脳波にこだわるとかたよった結果しか得られないのです。


 すべてバランスよく、固定概念、既成概念に縛られることなく、

自由な状態で直感が来るものなのですから。


 それは、ごく普通の日常の生活の中に、街を歩いているときとか、

電車に乗っている時とか、自然を散策しているときとか、

 そのようなときに、脳波が、すべてバランスよく、均等に発生したとき、

良きインスピレーション、それも、バランスの取れたインスピレーションが訪れるのです。


 日常の生活そのものが瞑想となれば、日々の生活の中に、

「宇宙意識とともに在り」という状態を保ってゆけるのです。

 これが本来の瞑想の姿です。



 最初に述べました瞑想のための瞑想、というステップは、

あくまでもここに至るための準備段階であると、理解しておいてください。



 「日常の中にこそ瞑想があり、その日常に、現世の意識と変性意識が、ともに存在する」。

これこそ実際の生活に潜在意識を生かす、最高の手法であるわけです。




   ◎  特に過敏、鋭敏体質の方のプロレベルにおける瞑想時の注意点


@食事

  ・レトルト、インスタント、カップ麺、電子レンジ調理は避けること。

  ・できる限りこの期間は絶食が望ましい。

  ・その代用として、アミノ酸不足を補う。

  ・水分(良質の水)補給。

  ・刺激物を避ける。(スパイス類)



A環境

  ・エネルギー入りの音楽を流しておくこと。(波動レベルを一定にする目的)

  ・電気製品のスイッチを切る。特にテレビ、パソコンの電磁波は…

  ・照明に留意。薄暗い程度。(蛍光灯は不可)

  ・ネット、メールは見ないこと。

  ・マイナスイオン発生器

  ・ソリトロンを必ず携帯する。(体内磁石のズレの補正、

   有害電磁波防御と霊的なものをガードするため)

  ・ポトスなどの観葉植物を配置する。花は香りが強いと不可。

  ・お香は刺激が強すぎるので不可。軽いアロマ程度が良い。

  ・除湿器、エアコンはドライにて湿度を下げる。



B身体条件

  ・サウナ浴、温泉は良い。

  ・整体、カイロ、マッサージなどで身体の歪みを矯正しておく。

  ・衣服は綿が良く、できたらシルクか麻がおすすめ。

  ・トイレ。不純物を出しておくこと。

  ・軽度の体操。ヨガ、気功、太極拳が望ましい。(激しいものは不可)



C日時

  ・湿度が高い日は不可。(雷雨も不可)

  ・新月、または満月日が最適です。

  ・昼間は外部の想念が入り込みやすいので、深夜から明け方が望ましい。



D精神的条件

  ・嫌なことがあった日、悪夢を見た日は不可。

  ・イライラが生じやすく落ち着かない日は不可。

  ・こだわり、わだかまりのないごく自然な気分でいられる日、体調がすぐれ

   ポジティブである日。



 さらに本格的に行うには…


 準備段階として、数日間は人との接触を断つこと。

 瞑想環境に充分慣らしておくことが必要です。

 (この時風水の知恵が役立ちます)風水鏡の活用が最も効果があります。


 あまりにもネガティブな想念が入りやすい場合は、エネルギーレベルが落ちている証拠となります。

この場合は、日を改めて回復を待つこと。


 これらは私のエネルギー探索、エネルギー作成、瞑想、ヒーリング、調査時に、

常に留意していることで、経験上編み出されたもので、すべての条件が整った時こそ、

これら、エネルギーの探索、作成等の条件が良くなります。


                       by くまた




 

 
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