1章  「ポジティブとネガティブの思考の法則」 by マクラーゼ 


 かつて、広がる宇宙、閉じる宇宙というお話をしたと思います。

 その続きを少しお話したいと思います。


 広がる宇宙の中には、右巻きの渦流が発生しており、

閉じる宇宙の中には左巻きの渦流が発生しており、その二つの違う回転方法の

渦の中心点、その中心点には完全な「ゼロポイント」があります。


 宇宙は、この中心の「ゼロポイント」からエネルギーが供給されております。


 そのエネルギー源は、また別の宇宙からやってきているわけですけれども、

いいかえれば、ブラックホール、ホワイトホールという関係と考え見てください。


 あなた方にとってはどちらも見えないので何も無いように思えるかもしれません。


 しかし、どちらの性質も同時に持ち合わせており、

そこには様々なエネルギーが発生しているのです。



 何もないように見えても、その空間には、宇宙全体のエネルギーを供給する

発生源がすべて存在しているのです。

その渦の中、両極の宇宙の中に、あなた方の極性を持った宇宙を創り上げてゆく。


 かつて「天の川銀河」と、「アンドロメダ銀河」が双子宇宙と申しました。

その通り、全く違う性質を持つ渦流を持つ、二つの銀河が、

お互いにエネルギーをやり取りしあっているからです。

情報を通信し合っているからです。



 私マクラーゼは、天の川のあなた方にアンドロメダから

こうして通信を行っております。


 アンドロメダ銀河から、あなた方の法則を見ると、あなた方の宇宙の仕組み、

問題点がよくわかるからです。


 私たちが宇宙を探求した現時点での成果と申しますか、

その一つを今日お話したいと思います。



 みな極性を持ち、プラス、マイナスの極性を持たなければ存在できない。


 それはあなた方に課せられた宿命のようかも知れません。

 しかしながら宿命からも、宿命にも負けてはいけないのです。


 これをうまく活用してゆけるか、その知恵を養うことこそ

あなた方の魂の向上に繋がるということを、何度も伝えてきたのです。


 宇宙の果てには何があるか、みなその答えを探求してきました。


 宇宙意識であろうと、地球人であろうと、多くの意識存在が、

多くの生命、物質が、この課題を探求してきたはずです。


 そしてそこの法則性を知りたいという大いなる願望のもとにおいて、

捉え方としては間違いではないのですけれども、

人間の課せられた大きな課題をクリアーするために、その真理を知りたいと

常に捜し求めるのは、当然と思われます。



 さてその中心核は何で出来ているかということなのです。

 確かにそこがエネルギーの発生源なのです。それを「光」、と

宗教ではいっております。


 神を求めれば神が返る。光を求めれば光が返る。それはなぜでしょうか。

そして、あなた方がネガティブな意識を発したとき、ネガティブが返ってくる。

ポジティブを発したとき、ポジティブが戻ってくる。


 この法則性は何であるかを、みな知りたいのではないでしょうか。


 なぜ意識がそのように現実に作用するのでしょう。

 それも、あなた方が今考えていることだけではなくて、


深い心の奥底に蓄えられた、あなたがたのトラウマやカルマ、

そして肉体上の癖、病気の時に出来上がってしまった体の癖、

 それらもすべて影響し合って、あなた方の現実が出来上がっているのです。


 何一つ無駄なく、すべての要素が作用しあって、今のあなたがいる、ということを

知ってほしいのです。


 問いを投げかければ答えは返ってくる。この、意を発すれば戻ってくるという法則、

それがこの中心核の性質そのものに於いても言えるのです。


 つまり、あなた方が光を発生させたときに光が戻ってくるという反射の法則。

 その答えは、中心核の表面が「ミラー状の宇宙」になっているからです。


 あなたが投影した意識がそのまま返ってくるのです。それにプラス、

あなたの意識の強さ、パワーの強さすべてが付加されて

戻ってくるようになっているのです。


 その意識の作用は、あなたが作ったものであるがゆえに

隠すことは出来ないのです。

 必ずあなたの現実のどこかに投影されるようになっているからです。


 だからこそ、形而上哲学では「ポジティブ志向のみをしろ」と説いたのも

無理からぬことでもあります。


 これも一つの法則なのです。


ネガティブなことを避けて、ポジティブだけを考えよといったのは

そこに一理あるのです。


 しかし、このネガティブ、ポジティブという考え方自体に、あなた方の空間の

ゆがみを発生させている要因があるのです。


 一つの凝り固まった極性、プラスであろうと、マイナスであろうと、

実はあなた方の空間からエネルギーを消費して、あなたがその意識空間を

作り上げているからです。それはどちらであろうと、

あなたにとっては一つの宿題となって、あなたに課せられたものとなって

還るのです。


 例えば、ポジティブという意識を持ったとしても、逆の側面を

あなたは必ず背負うことになるのです。


 ポジティブを持ちすぎても逆に、ネガティブを持ちすぎる。

 ネガティブを持ちすぎても、逆にポジティブの側面も戻ってくる。

 この反転の法則がどうしても働いてしまうからです。



 この反転の法則が、あなた方の生命のサイクル、人類のサイクル、

経済のサイクル、人生サイクルすべてを作り出しているのです。


 宇宙のサイクルもその法則に当てはまっているのです。


 この法則が、根源にあるミラー性質から発生しているということを

ここにお伝えしたいと思います。



 そして、あなた方の宇宙空間が完全にバランスをとったとき、

プラスとマイナスが完全にゼロになったときその中心角のミラー性質はなくなり、

中心核の本質的な空間に突入できるのです。


 それは物質のみならず、あなた方の魂も同じであるということ。


 そこにあなた方の帰るところがあるということを

今ここに述べておきたいと思います。



 極性の中からあなた方が本質を知ること。そして完全に中和した空間こそ、

ゼロ、虚空の領域に突入できるということ。


 それはあなた方の肉体の意識も、魂の意識も「無」にしたところに

本質はあります。それは遥かかなたの、遠いところかもしれません。



 しかし、気づけばそこにはすぐ到達できるということを、

ここに残しておきたいと思っております。


 良くこの意味を考えてみてください。


 そして、その本質をあなたが悟ったときにこそ、

あなたの魂の故郷を発見できるでしょう。




 

 
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