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21章 「セイクレッド・スターの意味するもの」 by トート |
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宇宙全体の、蔵の中には、無尽蔵の記憶が保存されております。
たくさんの創作されたストーリー、たくさんの物語、事件、出来事。
それらは、すべて蓄積された、倉庫に眠るライブラリーなのです。
無尽蔵の映画のフィルムが、保存されている倉庫と思えばいいでしょう。
一つ一つのフィルムの中に、事件があり、登場人物があり、物語がある。
人々の怒り、苦しみ、悲しみ、争いや幸せ、さまざまな出来事が、映画のフィルムの中に、
記録され、それを創り出した作者の、意識の色合いを多く持ちながら、
ひとつの作品として、保存されているのです。
宇宙のプレアデスの話や、シリウス、オリオン、アルクトゥルスの話。
地球の動物界や、植物界、鉱物界の意識たち。また、実在した人々の意識や。
すべてが、これらの大きなライブラリーの中に眠る、知恵の宝庫なのです。
無限に拡大してゆく、このライブラリーが、皆さんに、「生きよう」という、
強い意志を持たせているのです。
大きく膨らんでゆく、宇宙意識空間、そして、また、その中から、
新たなるものを掴もうとする、希望の光。
それがあるからこそ、人は生きられるのであり、新たなるビジョンを、
創作しようという、意欲がわいてくるのです。
それが、希望でもあり、光でもあるのです。
その光は、宇宙のライブラリーの中に眠る、たくさんの記憶が安らぐところなのです。
いかなる意識界であろうと、共有する空間はみな同じ。
その空間の、大スクリーンの中に、さまざまなビジョンを投影し、
それらの観客となり、あなた方は一喜一憂する。そしてそれを、
自分自身の新しい創作劇の、題材としてゆく。
もっと素晴らしいものを創りたい、という、新たなる意欲がわいてくるのです。
それが希望の光。
全体の中から、更なるバランスを、調和を、作り出してゆく。
その、優しき心、穏やかなりし心、幼子のような心、花や動物を慈しむ心。
そこから、ささやかな愛が生まれるということを。その、一つ一つの積み重ねが、
宇宙全体へと、伝播してゆくからです。
私、トートは、当初から「人々が幸せであって欲しい、そして愛に満ち溢れた世界を、
自ら作ってほしい。」と、伝えてきたのは、このような理由からなのです。
周りを幸せにしてゆくこと。
ささやかな心、ちっぽけでも、いいのですけれども。
「ささやかな幸せ」、それが、宇宙全体を包み込む、純粋な愛に変わるからです。
大それたことを言う必要はありません。
ほんのささやかな真心、それだけで、
全天球のスクリーンは、美しいものに変わってゆけるからです。
いかに汚れた、乱れたビジョンが映し出されようと、
純粋な、ピュアな心は、いかなる穢れも、汚れも、洗い流して行けるからです。
私は常に、皆様に、ある光の星を忘れないで欲しい、と申してきました。
それを、「セイクレッド・スター」と申したのです。
この光は、あなた自身の魂でもあるからです。
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