8章  「タオの源泉」 by 老子 


 今から8000年ほど前に、私は、UFOグループの一員として地球に飛来し、

中国の四川省三星堆とよばれる、古代遺跡のある場所に舞い降りてきました。


 この地球を、

 私たちの星が持っていた生活様式や文化を、そのまま伝えたいと思い、

 そう願いつつ地球にある種の希望と期待を持ってやってきました。


 わたくしは、皆さんが中国古典で慣れ親しんでおられる、

道教の始祖「太上老君」「老子」といわれております。

 宇宙名は「エル・ラオセイ」といいます。


 この地球上で自然の理、つまり宇宙の理、

どちらも自然にとうとうと身を任せながら、自然の流れ、意識の流れ、

心の流れに従って生きることを、すべてとしております。


 伝説上の人物と思われていますが、実際に人として生きたことがあります。



 皆さんがよくご存知の、易の原理、黄帝内経、薬草学、漢方、

人体の気エネルギー、ツボ、経絡を使った鍼灸も、宇宙の理を、

陰陽五行という、理路整然として、自然の仕組みが出来上がっていることを

ご存じだと思います。


 それは私たちが持っていた宇宙の知識を、当時の中国の、

漢民族に伝えたことが始まりなのです。

 それらの知識を、彼らは生活の中に取り入れて、それを大切にしていったのです。

 そして黄河を中心として全土へと広がっていったのです。


 その黄河の流れを見ながら、人々は自然の理を悟ったのです。

 これが中華文明の始まりなのです。



 明の時代に、「自然を観察しながら宇宙の理」を悟ることを教典とした

「黄帝真教」という道教集団がありました。


 その中での経典に伝えられることを、修行とした中において、

自然との対話のみを学んでいればよかったのですが、

それが多くの流派に分離、あらゆる派閥の争いと、権力闘争も絶えぬ状態で、

時に、世俗の汚れに染まってしまう流派も多くありました。

 それらは当時、人々からは邪派と呼ばれていました。


 道教において修行で獲得した秘伝をいかに使うか、

その秘伝も使う者の意識しだいで現実は変わってゆくのです。

 その中で悪巧みをするものが現れ、争いの中で、ねたみ、そねみ、

憎しみ、葛藤など、どろどろとした感情の中で、苦悶していったのです。


 つまりもともと純粋に宇宙の理を伝えるものが、

時を経て穢れてしまったのです。


 それを少しでも純粋にしようとすること、

その苦難の多くは、言葉に尽くせないものでもあるのです。その中で、

真の悟りをいかにして得たか、ということも、修行でもあったのです。


 多くはその修行完成に、全生涯をかけていたのです。



 しかしながら、人である以上、理のみで生きることは困難のため、

心の隙間に魔が入るのです。


 その心の魔というもの、それは、論理性そのものに基準を置くことを忘れ、

感情の乱れに乗じて魔が入ってしまうのです。


 これは道教のみならず、儒教、仏教各派にも起こったことでもあります。



 歴代、中華大陸は他民族の集合体であり、

言語も多様化し、人民の統一化も難しく、河川の増水による災害、飢饉、

 そして乾燥地帯の広さからして、常に食糧不足だったのです。


 そこには当然のごとく人身は乱れ、盗難、殺人、盗賊、が多く、

人々は現実の厳しさの反動として、道教、儒教、仏教に救いを求めたのです。



 実は、社会の厳しさから精神を救うための、

桃源郷としての宗教、哲学でもあったのです。


 ここにのみ、人々は生きることの希望を持ったのです。



 宇宙の理を「心の中心」に保てたときに、

世の中がいかに乱れようとも 「光」は永遠に消えることはありません。


 わたしは、その光を見つける修法を「紫珠宝典」と名づけたのです。


 その手法を当時、明らかにしようとしたのですが、

不幸にしてあのような世の混乱の中では成し遂げられなかったのです。



 光り輝かせる源は、「自己の愛の光」であるのです。

 愛なくしては、光は消えてしまうのです。


 この光は、純粋に紫色に輝く、アメジストのような輝きをもっています。



 このアメジストというものの光を経典にしたのが、「アメジストの宝典」、

別名「紫珠宝典」といいます。



 トート様の「エメラルド・タブレット」と同じことを意味しているのです。


 つまり、この中に、心の光をいかにして保ちえるかを記しているのです。

 それも石版という象徴のなかに・・・。

その光は、このたび永遠に灯されることになりました。



 長い年月のここにおけるトート様との再会により、

完成の日を迎えることができたことをお慶び申し上げます。


 じつは、わたくしはマクラーゼ様の友人であり科学者でもあります。


 わたくしの星は、マゼラン星雲のある星。

 宇宙の理を悟ったマスターの一人であり、

宇宙の理を地球上の法則にアレンジして「タオ」として伝えたのです。


 宇宙の理、自然の理でもある「タオ」が、

理路整然としているのは、宇宙の科学的論法を主体としているからなのです。


 だからこそ、この地球にも「タオ」が永遠に存在し続ける理由なのです。


 これこそが永久不滅の真理でもあるからです。


 それは魂の光輝きが、永遠に続く限り存在し続けるのです。




 

 
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