『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第16章   「意識界の各階層」        by テクノトロン 

 この地球という惑星の中で、皆さんが生活を共にし、

その中から、生きる糧を与えてくれる「鉱物界」、「植物界」、「動物界」。

 そして「妖精界」や「天使界」についてお話いたしましょう。


 意識の波動レベルを低下させ、物質レベルになったときに、

あなた方が生活を共にしている鉱物の世界、動物の世界、植物の世界が、

いつも目に入ることと思います。


 この「動物界」、「植物界」、「鉱物界」というのは、物質、あるいは生命体という、

形態を持ちながら、あなた方と密接にかかわりあいながら、

計り知れないサポートを与えてくれていることを、どれほど認識しているでしょうか。


 鉱物というのは「ミネラル」、あなたがたの体に無くてはならぬもの。

そして、植物もそうです。動物もそうでしょう。

 彼らの持つ、固有のエネルギーが、直接的であろうと、間接的であろうと、

いつもあなた方と共にあることを、どれだけの人が認識しているでしょうか。


 この章では、それぞれの階層における性質と、

あなた方とのかかわり合いを、お話ししたいと思います。



  「鉱物界」というのは、最も意識の固定した、凝縮したレベルにあることを、

ご存知でしょう。ぎっしりと、それぞれの原子が重なり合って、

強固な固定意識をつくりだしております。この固定意識というのは、

エネルギーの凝縮体、圧縮体を成しております。

 非常に強固な、強いエネルギーを持ち合わせているのです。


 しかしながら、この鉱物のエネルギーは、あなた方の意識レベルから申しますと、

「ボディレベル」と、「エーテル体のレベル」に、強く働きかけができるのです。


 それだからこそ、美しい宝石を持ったり、水晶に親しみを持ったり、

美しい石に関心を持ったりすることは、あなたがたの体と、エーテル体に、

強い働きかけをするのです。


 彼らは、まだまだ自分で感情を創り出すことはできません。しかしながら、

それだからこそ、あなた方の三次元レベルに、強い働きかけができるのです。



 次に「植物界」という意識界があります。すべての植物、

それらをとりまとめると、「大きな植物的意識界」言い換えれば、

「グループ意識」というような世界があります。ようやく生命の基本的形態をなし、

自己増殖、遺伝が、繁殖が、可能となった意識の集合体です。


 宇宙においては、シリウスとプレアデスの意識が、強く反映している世界です。


 彼らが、あなたがたを癒したりするのも、そこに、あなた方の魂の記憶の中にある、

何か共感を覚えさせるものが、郷愁を誘うものが、あるからなのです。


  ただこの地球上においては、特定の個体化した感情には、まだ至っておりません。

それに近いものは、すでにあるのですけれども、彼らの意識は、

まだまだ、自由度がないのです。


  あなた方に働きかけができるのは、「ボディレベル」、「エーテル体レベル」、

 そして、「アストラル体レベル」などに相当します。


 植物は、数え切れないくらいの種類が、地球上に繁茂しておりますけれども、

それぞれの種により、固有の波動を持ち合わせております。その固有の波動が、

お互いに連携しあって、一つの種の「グループの意識」を形成しているのです。


 そのグループの意識界が無数に、無限につながりあって、

ちょうどシャボンの泡のように、みな、つながりあっているのです。

 あなた方、人間の体の中にも植物的意識が、生きております。


 当然、身の周りの樹木や花、草と、密接に関わることによって、

あなた方の感性は、深く、深く広がっていくようになっているのです。

 また、食べ物として、口に入ってくるもの、それもあなたたちの意識に

変性を与えていくのです。何も無駄なことはないのです。



 次に、「動物界」についてお話いたしましょう。

 「動物」というのは、これも同じように、種によって、

「グループの魂」を形成しています。固有の意識の固定化というのは、

まだ完璧ではありません。 そのために、多くの同種の動物たちが、

意識を通信しあいながら、同じ種の進化を果たしております。

 横と横の連携が非常にうまく行えるのです。


 動物のテレパシーというのは、横の連携が、

非常にうまくいくように作られているからです。


 彼らも宇宙意識としては、プレアデスやシリウスにある、

生命体の意識を反映しております。


 動物と親しむことによって、犬や猫、ペットに親しむことによって、

あなたがたは、もっと研ぎ澄まされた、感性の世界へ誘われることでしょう。


 非常に本能的ではありますけれど、感情も理解するレベルに達した、

存在たちなのです。ただ、人のように、柔軟な意識の変化は難しいのです。

ときたま固定意識が強くなってしまう、そのような傾向もあるのです。


 彼らは、あなた方の「メンタル体の層」に、若干働きかけができるのです。



  そして、「人間界」というのは、この「鉱物界」、「植物界」、「動物界」の要素、

すべて持ち合わせており、意識としては、メンタル体層から、コーザル体の層まで、

進化をとげた存在です。そうなれたのも、彼らのおかげなのです。


 彼らの意識をあなた方がうまく取り入れられたからこそ、もっと柔軟な、

そして魂という、それも、「魂の自由度」というものを持ち得たのです。



  動物、植物、鉱物の場合は、人間ほど自由度はありません。

ひとつの一生を終えてもまた、同質のものにかえっていくのです。


 ただ、あなた方の意識が、彼らに強く、強く働きかけを行ったとき、

彼らも人の意識界を記憶していくのです。


 あなた方の意識が、鉱物や、動物や、植物に投影されたとき、

彼らは、あなた方と同じような意識を持つようになるのです。


 それをみなさまは、「自然神」とか「植物神」、「動物神」と呼んでいるのです。

あなた方の意識の投影が、彼らをも成長させているのです。


 それも、多くの人が、特定の意識を、特定の生命体に向けるとき、

強い働きを持つようになるのです。


  「水晶」というのは分子構造からして、二重螺旋構造を持ち、共に、

黄金分割をなすという性質上、あなた方の意識を投影させることが、簡単にできます。

あなた方が、水晶に意識を向ければ向けるほど、

水晶も強いエネルギーを記憶していくのです。


  ちょうど、アトランティスの時代に、多くの人々が、

水晶に対して意識を向けました。その記憶が未だに、現在の水晶の中にも生きているのです。

 それを感じとってみてください。いろいろな記憶が、

水晶の中から引き出されてくるでしょう。



 次に、「妖精界」についてですけれども、

 あなた方が幼い頃に、ファンタジーに憧れたり、おとぎ話に憧れたり、

妖怪話や、おばけの話なんかに、興味をもつことがよくあると思います。


 この頃に子供たちの意識というのは、その世界をイメージ化し、エネルギーを投影させ、

そのエネルギーを固定化させてゆくと、実際に、妖精の世界が存在するようになるのです。


  「天使界」というのも同じことです。

 天使は、羽がこのように生えて、自由に飛び回り、愛と、勇気と、正義、

知恵を与えてくれる。そのような理想視が、エネルギー的に実体化をさせてゆくのです。


 すべては人の作り上げた「仮想現実」なのですけれども、

仮想が実体となっているのです。そして、それらの意識体が強い力を持つようになり、

あなた方をサポートするようになるのです。


 「天使さん、妖精さん、お願い。」と、祈る気持ちは、また、

彼らの意識につながり、なんらかのサポートが、得られるようになっているのです。


  「神界」というのも、実を申しますとそのようなものなのです。

 神仏とは、このようなものである。とか、このようにあって欲しい。

 そして私たちを助けて欲しい。そのような願いが、実体を持つようになるのです。


 多くの人が、信じれば信じるほど、エネルギーは強くなっていきます。

 そして、能力も強くなっていくのです。


 いわゆる「地球神界」という「神々の世界」は、すべてあなた方が想像した、

意識体の集合する世界なのです。みな、あなた方人間が、何らかの必要性を感じ、

創造してきたものたちなのです。



 ここまでに述べました通り、どのような存在も、

「人の意識の投影によって成長し、パワーを持ち、時にはあなたがたをサポートしたり、

癒したりする存在になってくるのです。」 それも、あなた方、人が望んだこと。

 だからこそ、彼らの存在に対して人は、責任を持たないといけないのです。


 これから、多くの人が意識を覚醒させるにつれ、彼らの存在に、

強く気づかざるを得ない時代がくるでしょう。その準備段階として、あなた方も、

 彼らを強く見守るべきなのです。


  そして共に、地球上のすべての生命、物質が、エネルギーレベルをアップさせ、

別の次元へ、上昇していけるのです。






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