『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第04章   「宇宙の理とアセンション」    by トート 

 わたくしは「トート」です。


 人々に普遍なるもの、「真理」を与え、宇宙の法則を理解せしめる、

 「法則性」から、 「理」の集約体へと、あなた方の意識を覚醒させる、


 つまり「アセンション」の役割を持ったものとして、

この「トート」 がおります。



 人の意識を覚醒させるというのは、

魂の素養、あるいは熟練度、経験、覚醒度によっても、認識度によっても、

まったく変わってゆきます。


 すべてにおいては、平等ではないのですけれども、しかし、誰にも、

可能性はあるということを、お伝えしたいと思っています。



 人々は、魂の覚醒を目指して、日々努力していると思います。

 それは、わたくしが、ユダヤの聖典である「カバラ」を通して、

伝えてきた通りでございます。


 意識の段階には、三つの道がある。 

「快楽の道」、「峻厳の道」、「中庸の道」。どれを取るか。

 それは、魂それぞれの選択に任せられております。


 あなた自身が決めてきたこと。あなた自身の魂の好みというか、

選択の結果で、そうなることなのですけれども、人々はそれを他のせいにしてしまい、

悪運となろうと、それは自分自身の意識の反映、選択の反映であるにもかかわらず、

他に責任転嫁をする。そこに、様々なネガティブ要因の発生が、

この地球上に起こっております。



 すべては、自分自身の内面から発生させた、

ネガティブであることを悟らずして、そのネガティブ要因のみをこの地球上に蓄積させ、

ますますネガティブ環境を、作り出してしまう。


 非常に人の癖というのは、哀れなものです。

 なぜ、「知」を集約し、「理」の極限を目指さないのか。


 皆、意識が作り出す、感情の動揺に、ゆがみを作り、ひずみを作り、

この意識空間に、あらゆるネガティブ要因を振りまいているのです。


 「感情から超越せよ」 と、わたくしは何度も申してきました。

 この、感情を超越することが、「覚醒の第一歩」となるのです。



 人々は、苦難は経験となり、魂の糧になると信じております。

 しかし、その「苦の道」を選んだがゆえに、この地上に、

苦を生み出した要因となったことを、よく知ってほしいと思うのです。

 人々の選択の結果が、このような苦を選ぶ道を作り上げてしまったということを。



 本来は「覚醒への道」、それは「至高の世界」へ繋がる、

「上昇性を秘めたもの」であるべきなのです。


 わたくし、「トート」としては、下降の道はたどってほしくないのです。

 人々は、なぜ苦を求めるのか。

 そろそろ苦を選ぶ癖というのを、止めにしてはいかがでしょうか。


 楽を選び「快楽の道」、そして最終的には「中庸の道」を進むことが出来るのです。

 そのほうが覚醒の近道であること。なぜ苦を選ぶのか、

 そろそろ魂の癖を断ち切ってはいかがでしょうか。


 ただ、それだけでいいのです。


周囲の環境に感情を振り回されるのではなく、「知恵の集大成」、

それが「理に集約されたもの」、その中に「至福の境地」があることを、

知ってほしいのです。「至福」とは、あなた方が夢見る“聖域”

「セイクレッド・スター」なのです。


 この「セイクレッド・スター」を目標にされ、光を見失わないで、

常に上のほうを目指してほしいのです。


 それも真北に輝く、北極星の、遥か遥か彼方の星、セイクレッド・スター。

 それを新たな目標に定めてほしいのです。


 あなた方はあらゆるカルマや煩悩、感情の囚われから開放され、

宇宙と一体となった「理」の世界へ、還元されてゆくということ。


 そこに、「アセンション」があることを知ってほしいのです。



 人間であるがゆえに作り出す感情のゆがみ、ひずみを取り去り、

転生で培われてしまったカルマの汚れをすべて脱ぎ祓い、


 新たなる魂でもって、この「セイクレッド・スター」を目指してほしいのです。

 「アセンション」を目指すとはあなた方の、魂のアセンションを指すのです。

 肉体のアセンションは、あなた方の死後、自動的に起こります。



 ☆ 「人々は何を求め、何のために生きるのか。その疑問を捜し求めて彷徨える、

   さりとて、望みあり。

   迷える羊であろうとも、生きる光を持ち続ける羊なればこそ、

   生きる力与えられしものなり。」



 ☆ 「地球を上昇させよ、上なるものの上を求めよ。さらなる上を求めよ。

   そこに光あり。目指せよ、セイクレッド・スター。ここにそなたらの希望あり。」



 ☆ 「この地球に多くの魂ありしといえども、覚醒に至れし魂、微塵の如し。

   これ、宇宙の嘆きなり。

   人々よ、一早く覚醒せよ。そなたらの魂、光を放て。

   光明を抱けし、光の松明保持者となるべし。

   率先せよ。多くの人を覚醒への道へと導くため。

   それのみが、唯一宇宙への嘆きを緩和するものなり。」



 ☆ すべてひとつなり。すべてのすべて、

   その中にそなたらの魂をゆだね、人々を包み込め。


   意志あるところに、実り有り。

   意志なきところには、実り無し。


   この原因結果の法則を良く知るべし。


   本来は、宇宙全体に遍満せしもの、すべてを生かし、調和と寛容の心をもち、

   中庸かつ何事にも偏りなく、在るがままの姿を容認する。

   その中であなた方が選択すべし道は、人々への「愛と寛容」、それだけである。』



 ☆ 「美というのは宇宙の美。

   美と感じる魂あるところ、宇宙の美と共に感動覚えるものあり。

   感動を覚えよ。そこに美あり。

   美と感動、共に磨かれよ。

   有りて有るもの、それはそなた自身。

   そなた自身の意識、有りて有るもの。ゆえに宇宙あり。

   心から湧き出る魂の感動と、美を放て。」



 ☆ 「新しき宇宙空間とは、そなたらが作り出す、

   新たなる空間に過ぎないということ。」



 ☆ 「すべてはあなた方の脳機能の、反応結果に過ぎないということ。

   人々はその中に、新たなる光明を見いだし、

   新たなる意識空間を、フロンティア精神をもって創造してゆくこと。

   それが「今生まれていることのすべての意味」であることを、

   再認識してほしいのです。」



 ☆ 「すべては創造主、創造主たちが集まりしこの空間は、創造主の集約体。

   新たなる空間を創造し、新たなる意識空間を創造するも、

   そなたらの働きの結果であること認識すべし。」



 ☆ 「人々はなぜ苦しむのか、なぜ悲しむのか、

   思い煩うのは、そなたらの魂の癖であることを認識したとき、

   そなたらの魂の性癖は、自己の意志により転換できる、

   変換できるということを知るべし。」



 ☆ 「人の世は循環の法則。循環あるがゆえに、

   そなたらの生存認められしものなり。ゆえに循環に逆らうな。

   波に乗る。全体の流れに乗るということ。

   無理に逆らうのではないということを、処世の手法としてここに伝えたり。」



 ☆ 『「タオの思想」 とは、元々、宇宙文明、宇宙意識の反映そのものなり。


   宇宙より飛来し「龍の意識」と、「鳳凰の意識」の集約体そのものが、

   落下せしむる大陸。それを「中華大陸」、「中に咲いた華」。


   この精神を伝えるもの、その根源にある意識体、

   それが「中華精神の真髄」そのものなり。


   その時は、レムリア期よりも、さらに遥か彼方の過去のこと。

   時の流れゆえに意識の変遷、避けられず、

   複雑多岐にわたる意識のるつぼと化し、大きな分離の時を迎えし時、

   それが「アトランティス」と、「ムー」の源になりしなり。


   地球を、「二極分極」の世界にせしむるものなり。


   人々の意識は二極分割の、「二元論」の世界に支配され、

   長い時を、長い試練を迎えることになる。


   この試練の中に、「善と悪」。

   「正と義」、「悪と邪」二つの対極の中から、何を優位に持つか、

   力であるか、権力であるか、金であるか、名誉であるか、

   何を崇高なものに求めるものか。


   人は、物質的な反映のみを目指し、苦難の道を歩むなり。

   さりとて物質。極限は避けられず、破壊を来たらす時を迎えしなり。


   それが、かの地球大変動…。

   ポールシフトという地球極性の転換により、あらゆる文明、人々を…。


   すべてのものはそなたらの意識の中に、次元転換され、埋没したもうものなり。


   そなたらの深い意識の中に眠りし「ムー」と、「アトランティス」の教訓を生かし、

   同じ過ちを犯すべきことなきよう心しておけ。


   古代から伝わりし「中庸」の心を思い出し、

   自然界のバランスとはいかなるものであるか、


   そなたらの、日々の生活の中に、すべてのヒントあり。再認識せよ。


   人は、心の中に抱きし本来の真珠の如き魂を、

   更に磨きをかけ、練磨し、純粋透明な光に還るべき道があることを、再認識せよ。』




 「神は自分の姿に似せて人を創られし」ということを、

ご存知だと思います。


 まさにその通り、宇宙全体の創造は、あなた方「人」と、

まったく同じような意識構造を持っているということ。


 それだからこそ、あなた方の意識、いかようによっても、宇宙は作り変えられ、

 また、宇宙も、その中にある小宇宙に、影響することが出来る。

 同じからだの中に、共存共栄しているものである。



 大部分から、一部分。一部から大部分。

 そのような、全体と部分。部分と全体。この二極性の中で、

共存共栄を果たしてゆく。そこにすべての成長を目指す。


 これが全体への貢献と繋がり、さらなる全体は、進化するということ。


 成長し、膨らんで、また別の全体と結びつく。その可能性も秘め、

 新たなる宇宙を創造するために、あなた方の意識は、

すべてに貢献しているということを、自覚してほしいのです。



 人々は、生きるという疑問を「なぜ」、というところに焦点を当て、

 「なぜ」生きているのか、何の人生であるか、

皆わからずに歩んでいるのではないでしょうか。


 しかし、この闇の中にある、人の人生の中で、暗中模索しながら、

光の原石を集め、その原石を磨き、自分の懐にしまっておく。


 それがあなたの優しさ、心の輝きとなって、あなたの人生は光り輝くものへと、

変わってゆくのです。


 「希望」と「愛」と「光」と「勇気」。そして、心の中の原石、宇宙の星、

目標となるべきもの、“聖なる星”「セイクレッド・スター」を目指してください。


それが唯一の希望なのです。






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