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53章 「宇宙の構造について」 |
by テクノトロン |
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Q : 宇宙の構造についてですが、
「ハッブル望遠鏡」、「すばる望遠鏡」などで観測される宇宙の姿に、
その広大無辺さと、美しさにロマンを感じるのですが、
わたしたちの観る宇宙というのは、本当の宇宙の姿なのでしょうか?
何かそこには限界を感じており、そこでは宇宙の有限性と無限性を説明できませんし、
何か限界のようなものを感じるのですが。
本当の宇宙とは、どのようなものか説明していただきたいのですが…。
テクノトロン : 原子、分子を眺めたとき、その中に、
素粒子の電磁気スピンと、ニュートリノによって、
それらの結合が成り立っていることがおわかりいただけると思います。
スピンにも、右巻きと、左巻きの、2種類の回転があり、
それぞれに固有の「回転数(振動数)」があり、陽子と、電子の結合を、
回転運動によって平衡を保っております。
そして、そこに仲介する中性子が、相互のエネルギーバランスを保っております。
少しでもこのバランスが壊れると、原子結合は保たれずに、崩壊を招くのです。
この中にも、自然界には、バランスを一定に保つ、という法則が存在しております。
互いの、原子間の相互作用として、弱い相互作用、強い相互作用、
電磁気相互作用、重力相互作用の、四大相互作用が発生しております。
その究極は、宇宙空間に存在する、回転エネルギーによってもたらされる、
相互作用の結果、つまり因果律に他なりません。
原子が対発生、対消滅を繰り返しながら、
広大無辺の宇宙の、相互バランスを保っているのです。
そこにある究極の、一定のポイントを「特異点」といって、
収束と、拡散の中心点でもあり、このエネルギーが、エントロピーの増大を、
宇宙の進化として、時間の矢を発生させているのです。
現在の物理学上において、新たに、「意識作用」という概念を導入したときから、
宇宙創生の謎は解けてきます。
しかしながら、いまだに、「意識」を意識しながらも、
それを検出する手段は、まだまだ未発見の状態であるのが、地球科学です。
素粒子には、クウォークと、レプトンが仮定され、それも無数の、
理論のつじつま合わせのための素粒子が、多数仮定されているのですが、
今のまだだと、際限なく素粒子は仮定されてゆくことでしょう。
しかし、それもそろそろ、それらの検出も、不可能な段階に突入しており、
今、何らかの、理論上の修正が求められているのです。
そのなかには、眼には見えない、さらなるミクロの宇宙が存在しており、
そのミクロの世界は、あなた方の体の中にも、存在しているのです。
そのことを、マクロの宇宙レベルに拡大したとしても、
すべての基本法則は同じであり、このことを「宇宙のフラクタル性」と呼んでいるのです。
それ故に、 ミクロ宇宙 = 人 = マクロ宇宙、
つまり、「人=宇宙」である、という意味でもあるのです。
宇宙は、人を存在させるために、自然界がバランスを保っているように見えるのです。
それを、「人間原理宇宙論」と呼んでおり、まさに、真実そのものを表しております。
すべてが必要存在として、宇宙が存在し、それらの相互の作用、影響によって、
あなた方が存在する。このことが、個の存在理由と、意識作用の、
相互関連を現していることが、おわかりのことでしょう。
さて、前置きはここまでにして、本題に移りましょう。
あなたが望遠鏡などで見る世界というのは、
あくまでも物質レベルの宇宙の姿を見ているのであって、
原子の隙間に入り込んだときに見える宇宙とは、まったく違うのです。
これを「ミクロ宇宙」といたしましょう。
さらに、ミクロの宇宙に入ってしまえば、また異なった次元の世界に、
空間は変わってしまうのです。
このように、眼には見えない宇宙があること。
そして、人の脳内からのみ、アクセス可能な、
「意識だけがつくり出す宇宙」も、存在しているのです。
あなたがみる世界は、物理的空間に同調するように、肉体を構築していること。
また、それもあなたが、今の次元に自分を設定した、選択の結果でもあるのです。
「意識」を、特定の次元に固定できるということは、メリットでもあります。
しかし、その反面として、デメリットも生じてしまいますが。
ここのところを、二元性における気づきのプロセス、として捉えられたときから、
また、新たなる選択がおこり、「創造」が起こってくるのです。
その理由は、「原初の特異点」に与えられた「意識」の相互作用によって、
対発生がおこるからです。
これを、「創造エネルギーの発動」といいます。
そして、現実という固定意識から脱出できたとき、人は、
さらなる新しい宇宙空間を、見ることができるでしょう。
そして、「新たなる宇宙空間の創造」も、可能なことも分かってくるでしょう。
そのためには、「既成の先入観からの脱出」が、まず第一であり、
見えるものがすべてではないことを、認識すべきなのです。
あなた方が、今信じている宇宙の概念が、今の世界を見せているのだということ。
それは大きな宇宙からみれば、ほんの一部に過ぎないことを、理解されればいいのです。
まとめとして、以下に宇宙の原理をお知らせしておきます。
@ 「すべて」は「ひとつ」から発生し、無限に複雑化する宇宙空間にありながらも、
「ひとつ」の原初に帰結されるものであること。
A 「創造する」という意識が原初となって因果律が発生したということ。
B あなた方は三次元化という「固定意識空間」にのみ存在して、
世界を眺めているだけであり、
宇宙全体からみればそれは、ほんの一部にしか過ぎないこと。
C 現在の自己の状態とは、それぞれの局面においての、
「自己の意志選択のベクトル合成」であること。
D 自己の意識の拡大が、「宇宙意識大」へと向かうことが
「覚醒への道」であること。
☆「二元性について」
Q : 二元性の起源についてさらに知りたいのですが・・・。
テクノトロン : 「ワンネス」が、「分離」という意志を持ったときに、
プラスとマイナスという、まったく異なった性質に、分離させたことから、
始まりがおこりました。
二極性というのは、「有る(創造主)」という意識が、
「有るもの(物質的存在)」に、固定されるための、必要条件であり、
その構造は、高い振動数から、低い振動数、それぞれ無限に、「二極」は発生しています。
そこにもフラクタル性が現れております。
そして、この物質化した世界だけでなく、意識の世界にも、
二極性がフラクタルに発生しております。
この性質があるからこそ、光子の対発生と、対消滅があるのであって、
その仲介を行うのが、「ニュートリノ」、「中性子」でもあります。
「中性子」が決定する、意識の方向性の中に、「すべてのすべて」、
「ワンネス」が、内在し、意識存在であろうと、物質存在であろうとも、
その中に、「ワンネス」の意識が流れているのです。
すべてに、偶然はなく、必然であるというのも、このような意味なのです。
Q : 無限と有限についてもそうでしょうか?
テクノトロン : はい。有限と無限という概念においてもそうなのです。
無限は、全体として捉えることができるし、有限は、全体の特定の部分として、
捉えることができる。「有限」なものは、「無限の完全に固定化」されたものとして、
考えられますし、それも、「無限」があるからこそ、その概念があることを許されるのです。
有限である心は、無限をみることはできませんが、その存在は感じることができます。
「時間、空間」の中でこそ、無限の方へ接近して、物事について多くを学べるのであります。
そして、無限が運動をしているからこそ、有限が、運動できるのです。
これらの性質は、あなた方が真理を認識できるように、
そして、自らが進化して行けるようにするための、「ワンネスの意志」でもあるのです。
これらは、単なる概念にしかすぎず、実際には、時間と空間、
有限と無限、全体と個、などは、存在するのではなく、
あなた方の、進化の形態における、種の意識次元の中の、「幻想」にすぎません。
意識次元の上昇に伴って、人は、それらは存在せず、
ただ「ワンネス」の中にあって、始まりと、終わりの概念に存在する、
「一連の点」であることに、気づけばよいのです。
二元性が作り出す世界、それは、理論物理学でいう、不確定性原理そのものなのです。
どちらかに焦点を当てると、片方の焦点はぼやけてくるという、
矛盾した理論の中に存在しているのです。
そしてこの概念は、すべての、異なる二つの性質に、当てはまってしまうのです。
ただしこの、「矛盾の中」においてこそ、あなた方は、
二元性を通じて、真理を知ることができる、そして、真理を発見した瞬間に、
「ワンネス」からの「光輝(イルミネーション)」を、感じ取ることが、
できるようになっているのです。
それは「喜び」でもあり、「至福」そのものでもあるのです。
「宇宙の根源のエネルギー」というのは、そこからやってきているということ。
それを感じ取れるか、取れないかは、あなた方が、
身近の出来事の中にある「宇宙の真理」に、
関心を向けられるか、向けられないか、だけなのです。
☆「シンクロ二シティーについて」
Q : 精神世界では、「シンクロ二シティー(共時性)」に眼を向けることで、
人生のあらゆる局面を予知したり、原因を読みとったりしますが、
そのあたりの原理を教えていただきたいのですが…。
テクノトロン : あなた方の世界の、時間軸というものには、
生物時計という、心臓の心拍数に依存した、時間軸が発生いたします。
この時間軸は、あなた方、「人間」にしか通用しない、時間の概念なのですが、
それが、すべての基本であるように、錯覚していることから、
「真の宇宙時間」の流れが分からないのです。
「宇宙のすべて」は、「一瞬」というなかに存在し、その一瞬を、
さらに細かく分けたとしても、その、ひとつひとつに、「すべて」が存在しているのです。
つまり、「シンクロニシティー」とは、すでに存在する、すべての宇宙の情報を、
現在というあなたの時間にあわせて、再構築しているに過ぎません。
それは、あなたが、今、注意を払った「意識」に、
同調する、波動性を帯びた物、場所、出来事、歴史、人物などの、
すべてに「共時性」が起こります。
そして、どのひとつを取ってみても、そのなかに、
さらなる「シンクロ二シティー」が発生してしまうのです。
それは、「あなたが意図した」という「意識」が、そのようにさせるのです。
原因と結果という、因果律に支配されると、ここの本当の意味が、
分からなくなってしまいます。
つまり、「シンクロニシティー」とは、あなた方が再構築した、
「意識界の集合体」なのです。そして、
創造された「意識」は、永遠に存在し、消滅することはないのです。
そして実際に、「意識の実現化」という、エネルギー作用が始まるのです。
☆「有りて有るものとは…」
Q : 冒頭に記された、
「有りて有るものの意により、有りてあるもののすべてに委ねつつ」の、
本来の意味について、知りたいのですが・・・。
テクノトロン : ユダヤのカバラの秘伝書「ゾハール」の中にある ” YHVH ” と、
同じ意味として捉えてみると、よく分かってきます。
この言葉を発音したとき、「ヤウ、ヘィ、バウ、ヘイ」となりますが、
この意味は、「我は我たるものなり」。言い換えれば、
”I AM THAT I AM ”
ということでもあります。
この四つの言葉には、原子物理学でいう、四大相互作用のそれぞれを表していて、
これらの力が相互に作用して、宇宙の創造が行われたことを意味しております。
この法則は、どの宇宙空間であろうと成立する、基本要素なのです。
古代より伝えられている、火、水、風、地の四大要素というのは、
象徴的に、それらを表現しているにすぎないのです。
その秘密が、ピラミッドの基本構造のなかに組み込まれているのです。
ここでいう、「有りて」というのは、宇宙創造主のことを指していて、
高次元レベルの宇宙意識のことです。
「有るもの」というのは、私たちの存在している次元の、意識を指します。
この二つの意識を、完全統合することの重要性を、意味しているのです。
つまり、いかなる創造も、これらの要素の、
共同作業があっての、結果である、ということなのです。いいかえれば、
「創造主と、私との、意有るが故に、そのすべてに委ねること。
そこに、新たなる創造ありき…」という意味なのです。
その秘密が、ピラミッドの基本構造のなかに組み込まれているのです。
そして私たちの体は、「生きる光のピラミッド」であり、
生物物理学、原子物理学的にも、内在するピラミッド構造なのです。
すべての答えは、外部に有るのではなく、自分の体の、内部にあるのです。
もしアセンションという意が、同意されたとき、
実際にアセンション化がおこってくるのです。
この意味が、おわかりいただけたでしょうか。
Q : そうするとピラミッドがひとつのアセンションの鍵を握っているのですか?
テクノトロン : 現存するピラミッドのなかに、秘密が隠されているのではありません。
それは、人類に来るべくアセンションの際に、ピラミッドパターンが、
非常に重要になるということです。
ピラミッドパターンは、覚醒の引き金となる、象徴的な幾何学パターンであって、
それは、自然界のどこにでもあること。植物や、鉱物、アミノ酸、水の分子構造など、
さらには、クエーサーに至るまで、ピラミッド構造から成り立っているのです。
あなた方が意識空間を旅行するときも、
エネルギーとしてのピラミッド(マーカバ)が必要です。
UFOも同じ、ピラミッドのようなエネルギー構造をしているからこそ、
時空を旅することが出来るのです。
そして、ピラミッドのホルス眼というのは、
意識の中心点、収束点、特異点を意味しているのです。
ここから、別空間へ時空移動できるのです。
☆「テクノトロンの言葉集」
☆あなた方は、「閉じた宇宙系」のなかに存在するが故に、
意志というものを持つことができるのです。この「閉じた宇宙系」が相転移したときに、
意志なき「開いた宇宙系」を、みることができます。
物質や生命に、エネルギーや光を与えているのは、この「開いた宇宙系」によるものです。
あなた方魂が、常に求めている、「光」、「根源」、「源泉」、というのは、
ここから訪れているのです。
だからこそ古代の人々は、「神」とか、「光の源泉」と呼んで、
崇高かつ畏敬の念を持って、崇拝するようになったのです。
つまり、この「光の源泉」に還りたいと願いながらも、
この宇宙空間では、還ることができないという、矛盾性の極みであるともいえるのです。
☆宇宙が創造的であるのは、
「カオスがフラクタルを内在し、フラクタルもカオスを内在する。」
ここに決定論と確率論との架け橋あり。
あなた方が生きる世界は、あたかも決定論のように見えるのであるが、
実は内在するフラクタルとカオスが起こす、確率論の世界に生きているのである。
それらを決定するのは意識ただそれのみ…
しかしながら意識といえども、決定論と確率論とのはざまにある、不確定原理に真理あり。
☆あなた方の見える世界は、「波動性」に支配された世界で、
電磁作用や、重力作用が強く働くのですが、眼に見えない意識世界は、
「粒子性」に支配された世界のようです。
ここではすべてが断片の集合体で、それを再構築しているのが、
自分の意識であることです。
そして「粒子性」であるからこそ、すべてが同時存在できるのです。
☆意識の領域では、ひとが真実と信じることすべてが、
体験的に実証される範囲おいて真実となるが、
真の意識の領域では、あなたが信じることすべては真実となる。
既成概念の超越こそが、新たなる領域への入り口の発見へと繋がるのである。
そして新たなる真実の発見はあなたを自由にする。
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