かつてまだ、人が人として完成されていなかったころに於いても、
人の元になる原始脳には、本能という領域が発達していました。
それと、感情の部分、その二つの脳の働きが、主となしていた頃がありました。
それは、本能的な感情と、本能だけ。そのような生き方をしていた時期が長く続きました。
人は、生きるがために感情をむき出しにし、他との争いをいとわずに、他を殺戮する、
自己の支配欲を拡大する。それのみに集中していました。
それが人類の魂の起源となるわけですけれども、まだまだ「理性」や「感性」といった部分までは、
程遠いものがあったわけです。そのために人の魂の記憶の中に、生きるがために、
自己のみを存続させようとする、エゴというものが強く記憶されるようになりました。
これが、個というものの形成には役立ってくるわけですけれども、この原始的な脳の発達部分に、
歪みが生じ、人は、自己の魂の中に葛藤を付着するようになったのです。
これは、一つのエネルギー体というものとして、捉えておいてください。
つまり、ネガティブな残留想念そのものを言います。
この、ネガティブな残留想念、元は、エゴに発しているもの、そのものをいうわけですけれども、
このエゴのエネルギーが死後も残ってしまう、その死後に残る、残留想念体、
それは、その人固有のものであり、固有の振動数を持っております。
人が一億人いれば、一億の想念体が残るのです。
まったく同じものは一つもありません。
この残留想念が永遠に残るがために、敏感な人たち、特に、波動敏感体質といわれる人たち、
霊能者やチャネラーや、長い間気功を行っていた人、または、薬物投与によって、
敏感体質に変えられてしまった人、アル中や、タバコの吸い過ぎでも、
これらの残留想念と連動して同じような想念の状況を招いてしまうのです。
世の中は、複雑になればなるほど、人は異次元に接触したくなります。
現実的な世界から、非現実的な世界への憧れが逃避となってしまうのです。
さて、わたくし空海が、この霊的な問題について、あえてお話いなければならないのは、
昔から、霊障ということに関わり、苦しんだ方たちがたくさんいるからです。
特にわたくしの生きていた平安時代は、そのような霊や生霊に苦しむ人たちが多かったのです。
そのために、わたくしは、「真言密教」という法を通して、
霊的な障害をいかにして払うか、ということを長年研究いたしました。
わたくしは、霊的な残留想念から避けるために、
神仏の保護、加護というひとつの「結界」を創りました。
神仏のエネルギーでもって、霊的なガードを創りだしたのです。
それは、わたくしの「想念」を通じて、そのような結界を創りだしたのです。
これが皆さんのご存知の、胎臓界マンダラ、金剛界マンダラという二つのマンダラでございます。
神仏の結界によってネガティブな残留想念から避ける。
それも当時、無知な人々にとっては、必要不可欠なことでした。
何か別のもの、あるいは、霊験あらたかなものによって、救われたいという気持が強かったからです。
この方法によって、わたくしの結界はうまく功を奏し、多くの人々を救うことになりました。
それは現在にも引き継がれ、四国遍路を巡礼の方々の信仰にまで、受け継がれているのです。
真言密教は形骸化したもののように見えますが、
実は意識界をいかにして、コントロールするか、術、修法によって人を覚醒に至らしめるための、
あらゆる条件、方法を「修法」として、残したのです。
何万種類もの修法が残されておりますけれども、基本的には、「意識」と「体」、
「環境条件」、それらが三位一体となって、「結界」を創りだすということを示したのです。
真言というのは、パスワードと同じ性質です。
固有の音を唱える、または、意識するだけで、
同じ状態にエネルギーが感応するようになっているのです。
それでは、具体的に霊的な障害について二つほど述べたいと思います。
第一に、霊的に敏感な人、 つまり、そのような世界に興味を持ったときから
起こるのですけれども、先祖や死者に意識を向けたとき、特に固有の人に意識を向けたとき、
その人の意識が自分の意識の中に重なってくる、そして自分が、その人の人格そのものであるように
錯覚してしまうのです。
その人の持っている残留想念、ネガティブ感情ですので、その人が持っていたネガティブな症状が
現れてきます。そして、自分がその死者の意識と一体となって苦しむことになるのです。
自分が何やら分からななってしまうのです。
これは、意識界の構造そのものを証明する、良い手段になると思います。
多くの霊を意識したとき、すべての霊が入ってくる、
そのように人は、多重構造を持って生きているのです。
生きながらにして、あらゆる人の意識、あるいは死者の意識を、
常に、引き受けながら生きている、そのような環境にあなた方は生きているということを
知ってほしいからです。
第二に、死者だけではなくて、今生きている人の念をそのまま受けてしまうことがあります。
勝手に恨みをかったとか、心当たりがないのに、人の意識が来るとか、
そのような症状に悩まされて、自分自身が多重人格者のように思えてしまうのです。
これを生霊と呼んでいますね。
人の念は、ある目的に向かって、弓矢のように放たれてゆくのです。
そして、必ず的に到達するようになっているのです。それが念の性質です。
この念というものに対して、非常に避けがたいものがあります。
相手があなた自身を知っている、ただそれだけで、あなたにターゲットが向けられてきます。
あなた自身の実名、住所、生年月日、それだけで、
ターゲットが向けられるようになっているのです。特に写真などは、もってのほかとなります。
以上、二種類の霊についてお話しいたしましたけれども、
この二つの種類の霊現象を避ける方法を、今回お教えいたしたいと思います。
第一の死霊に対して、避ける方法は、あの世の法則性にお任せする。
つまり、神仏の加護にゆだねる、ということもひとつの方法です。
もう一つは、エネルギー的な手段によって消去する。
という二つの方法があります。
エネルギー的な手段に於いては、この書の著者である、くまたさんは、
よくこのことに習熟しておりますので、くまたさんを意識するだけで、
霊障は解除出来るようになっております。
また、わたくし空海を意識するだけでも、霊障は解除出来るようになっております。
どちらでもかまいません。
お試しください。
第二に、生霊に関してですけれども、これは、あなた自身の意識自体に問題があるから、
そうなるということにもなります。
つまり、恨みをかうということ自体に、あなた自身の想念に何らかの原因があるということを
ひとまず、念頭に入れて置いてください。
原因があるから、結果があるということ。つまり、生霊を避けるということは、
自分自身のネガティブな側面、シャドウに対して、完全対話を行い、
自己と、シャドウとの、完全中和バランスを取ることによって解決できることなのです。
自分自身を中性に保ち、極性をゼロにし、そのことによって相手からも見えませんし、
相手があなた自身を感知する事も無くなるのです。
密教には様々な術がありますけれども、
自分自身の姿を撹乱させるという手法を用いたものもございます。
ターゲットをそらす目的で、自分自身のイメージをたくさん作り出し、
本体がどこか、分からなくさせる術がございます。
この手法をエネルギー的に完成されたものが、「マインドコントロールカッター」というものです。
生霊を避けるためには、このような手法を用いる必要があるということを、
お分かりいただければ、嬉しく思います。
以上わたくし空海から、霊に対する原理とそしてその防御策について、
原理的な側面を通してお話いたしました。
どうもありがとうございました。
by 空海
「霊的な現象と対策の具体例」
by くまた
私たちが生活する上で、通常は現実の問題に振り回されて、
霊的な世界とは無関係のように見えてしまいます。しかし、この現世での人々の意識というのは、
霊界のレベルとほぼ等しいところにあります。
目に入るところは、人々の荒々しい波動と犯罪の多発、自殺願望、
あらゆる欲にまみれ、自分の地位を保つことすら精一杯の時代に生きているわけですが、
ここに霊界次元の意識があなたがたの潜在意識に入り込んできます。
比率としては現在およそ80%が霊界と同居していると言ってもオーバーではないようです。
さて、霊的な症状というのが初心者の方には分かりづらいことだと思いますので、
一般的な霊的症状について述べることにいたします。
◎霊的症状のパターン
@身体的反応
・急に背中に悪寒が走る手足がしびれる。
・その部分が移動する。
・やたら疲れやすい。
・集中して一つの仕事が出来ない。
・目に意識が集中できず、どこを見ているか分からない。うつろな目つきになる。
・足腰がずっしりと重くて、少し歩くだけで疲れてしまう。
・偏頭痛のうような痛みが走る。
・体のあちこちがチクチク痛んだり、かゆくなる。
・湿ったような臭気を体から発する。
・声が沈みがちで元気がない。
・決まった日時、場所などで、体調がくずれる。
・急に胸が苦しくなったり、せき込んだりする。
A精神的反応
・一つの思いのみにしばられて、そこから抜け出せない。
・やたら雑念ばかりで集中できない。
・重々しい雰囲気となり悲観的、厭世的。
・被害者妄想が強くなる。
・分けの分からない意味不明な声が聞こえる。
・幻視がはなはだしく、自分でそれをコントロールできない。
・自分の人格と別の人格が入れ替わる。
・特定の人の意識が入り乱れ、自己を失う。
・特定の時代や過去の人物の意識のみに支配され、そこから抜け出せない。
・ビジョンをすり込み(インプリント)され、特定の意識のみに支配されてしまう。
◎霊的症状の要因
・心的要因があり、ノイローゼ状態。
・薬物中毒によるもの。
・精神的、肉体的疲労
・睡眠不足 食事によるエネルギー補給ができなくなった時。(断食は霊障と紙一重です。)
・過呼吸(ヨガなど)による自律神経のアンバランス。
・霊的因縁の強い住居、家系。
・墓参り、法事、お葬式など霊的行事にかかわった時。
・丹田呼吸のやりすぎによるエーテル体破壊。
・ホラームービー、ホラーゲームなどに耽溺した時。
・霊障の強い人物に会った時。
・運勢上での運期の低下時。(厄年、天中殺、五黄殺、暗剣殺など)
・性的エネルギーの不足(クンダリーニが機能しなくなります。)
・子宮筋腫、腎臓病など。
・供養を主とした宗教、団体などに所属している場合。
・プラスイオンの強い場所に長くいた時。
◎霊的問題の解決方法
身体的方法
・PH度の強い天然水を多く飲む。
・乳酸菌を多量に摂取し、腸内浄化を行う。
・ビタミンCを多量摂取。
・自分に合った漢方薬、民間薬を用いてパワー強化。経絡バランスの調整。
・激しい運動で体を活性化する。
・塩、水、木炭などに霊的エネルギーを吸収させる。
・十分な睡眠をとる。
・マイナスイオンを利用する。
・旅行などでリフレッシュする。
・観葉植物を周囲に置く。
・浄化された水晶などを持っておく。
・温泉療法、サウナ療法。
・ハリ、足裏マッサージ、指圧、カイロ。
・アロマエッセンスを効果的に用いる。
精神的方法
・自己を見つめ、ネガティブ要因をつかむ。
・要因に対して、許し、解き放つ。
・精神的高揚作用のあるアミノ酸(チロシン、フェニルアラニン)の
多く含まれた食品を摂取する。(例、大豆食品、タケノコ、イチジクなど)
・瞑想の習慣を持ち、常に自己の安定をはかる。
・霊的な世界から意識をそらす。
・ネガティブ思考から外れるようにつとめる。
・「空」のイメージを作り、霊的ガードを作る。
・透明な純粋領域を常に意識しておく。
エネルギー的方法
以上霊的問題について、いかにしてそれを取り除くか、御紹介いたしましたが、
最後にエネルギー(波動)的手法をお伝えいたします。
・下記の図形をクリックし、ページを開きます。
ページのパターンの図には、霊的エネルギーの除去の情報が含まれています。
見つめていて、身体と意識が軽く楽しくなれば十分です。(約2〜3分です。)
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