25章  「前世リーディングの方法」 by マクラーゼ 


  わたくしはマクラーゼです。

「理論編」において、前世についてお話いたしましたが、

さらに、この前世という概念について、掘り下げてお話したいと思います。


 確かに、人の死後、すべての記憶は、霊体というエネルギー体として

残留いたします。この残留するエネルギー体、

あなた個人そのもののエネルギー体であるわけですけれども、あなた方が、

生前に培われた概念、特に宗教的な概念が、あなたの記憶の中に残っている場合、

魂は輪廻するという法則を思い出すのです。


 このままではいてはいけない。またさらに変わっていかなければならない。

という魂の意志を思い出すのです。


 この意志が、あなた自身の魂を、別の人生としてスタートさせたいという

意志につながって来るのです。


 そして、偶然にも父母となるべく、両親の波動が、あなたの波動に

最も近いときに、あなたは、その二人のエネルギー体の中に入り込むことが出来るのです。


 なかなか生まれ変わりのチャンスがないというのは事実なのです。

 千載一遇ともいえるでしょう。


 このなかなかないチャンスに恵まれたあなたが、別の人生に生まれ変わる。

そして、別の人の人生を歩む、それもひとつの選択であるのですけれども、

 それを、何度も、何度も繰り返しながら、あなた自身の魂を進化させてゆく、

そのような進歩の方法も存在しているのです。

 成長への選択肢のひとつと言えるでしょう。



 さて、今回の題材として前世というものを調査するに当たって、

最も大事なポイントだけを、お話しておきたいと思います。


 これは別の章で述べております、リーディングの手法、チャネリングの手法と、

まったく同じなのですけれども。

 瞑想状態で、自分の意識を整え、環境を整え、

本当に無になったとき、そうなれたとき、その環境が整ったといえるでしょう。


 自分自身を中性バランスに保ち、なんの片寄りもなく、ゼロ地点に

位置できるようになった時、前世のリーディングが可能となってきます。


 陰陽二つのバランスが、相容れたときにこそ、ゼロポイントが発生いたします。

 そこに焦点を合わせ、あなた自身の魂自身を、リーディングしてゆくのです。

 「自分自身の魂のリーディング」と設定し、自分自身をリーディングしてゆくのです。


 このときに大事なポイントは、「自分自身の魂の記憶」と指定しておくことです。

 これを忘れた場合、残留想念を引っ張ってしまいますので、注意が必要となります。


 条件設定を最初に行ってゆく。これが大事なポイントです。

 自分自身の魂の記憶と指定するのです。そうすると、

あなた自身の肉体感覚は薄れ、そして、意識空間へと旅立ってゆきます。


 そして、時空のエネルギーへと突入できるのです。


 時空の渦流の中にあなたの意識は流れ込みます。

そのときに、様々なビジョンを見るでしょう。いろいろな状況が浮かぶでしょう。

 それらもすべて、あなた自身の魂の記憶なのです。


 どこかに焦点を当ててもいいでしょう。焦点を当てたとこから、

その時代の波動感覚を掴んでゆくのです。

 こういうような感覚だった。こういうような人だった。こういうことが好みだった。

こういうことをやっていたのではないか。様々な感覚が沸きあがってきます。

 それを、ひとつひとつ思い出してゆくのです。


 時代、時代に焦点を当てて、そこでストップさせて詳細に調べてみるのもいいでしょう。

 最も、あなたが関心を持った頃、時代、そこがあなたの一番重要なポイントとなります。


 そしてそこに大きな問題、カルマも残っているという証拠になります。


 この時代のものを、今、あなたが引き受けるかどうかは、

あなた自身の選択でございます。つまり、引き受けた時から、あなたのカルマとして現れ、

今の、現在の自分自身にその時代のあなたが、再現されてくるからです。


 それを引き受けようと、引き受けまいと

あなた自身の選択に任されているということです。


 つまり、前世リーディングとは、過去の再現に他ならない、ということになります。


 前世を再現することによって、深いトラウマを消すことも出来ます。

 それもひとつの方法であるということです。


 ただこの前世探査のために必要な条件としては、時空の超越。

つまり、時間空間軸にあなた方のエネルギーが入り込めないと、

それは不可能であるということです。


 そのためには、オリハルコンの意識を超え、時空を超越し、

すべてを掌握する意識になったとき、それらがすべて可能となってくるのです。


 すべての人々のリーディングも可能となってきます。

 どの人に対象の的を絞るか、ただそれだけでよろしいのです。

 その人の魂の記憶と指定するだけなのです。



 ただ、思い込みにより、違う前世を引き受けているケースもあります。

 この場合は、残留想念として、付着しているわけですので、

その人自身の魂そのものの記憶ではありません。すぐに消えてなくなるものです。


 本来の魂の記憶というのは、あなた自身が、

永遠に蓄えている記憶でありますので、消去されることはまったくないのです。


 そのため、一般にいわれる、前世リーディングにおいての、必要な能力というものとは、

時空を超越した魂であるか、そして、時空をコントロールできるのか、

そこにかかっているわけです。


 それは、さらに、さらに、あなた自身を磨き、意識を超越する。

さらにさらに固定概念を超え、時空を超越するという、

それくらいの気構えでいる必要があるわけです。


 意識が高まれば高まるほど、すべてが可能になってくる。

時空間をもコントロールできるようになってくるのです。



 前世のみではないのです。前世の記憶の消去、挿入も可能となってきます。

すべて自由自在ということになります。


 あなたが望むことは、時空を超えて、なんでも可能となってくるということなのです。

 それだけ、人というのは、無限の可能性を秘めた存在であるということを

十分にご理解のうえ、日々の精進に励んでいただきたいと思います。


 簡単でしたが、前世リーディングの手法について述べました。




 

 
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