9章  「生命中性素」 by マクラーゼ 


 原子というものの構造を見てみたときに、陽子と、プラスに帯電する陽子と、

マイナスに帯電する電子、電子は、陽子の周りをぐるぐる、ぐるぐる、

ある一定の起動を持って回っております。 その軌道は宇宙の法則に従うものです。


 その、軌道のありかたによって、原子構造が変わってくる。

 つまり陽子と電子のバランスによって、原子の構造が決まるといってよいでしょう。


 しかし、その軌道をつなぐものは、「中性子」。というものの存在によって、

一定の軌道が守られているのです。


 その軌道は、「中性子」が無ければ、すべてバランスが壊れ、陽子と電子は、

ばらばらになってしまいます。


 宇宙も同じことが言えます。地球と太陽、また、この太陽系のあらゆる惑星、

水星、金星、火星、土星、それぞれの惑星のバランスも同じことなのです。


 その間に、太陽と惑星との間に生じる重力のやり取り、その重力を、

仲介するものが存在しているのです。それが重力波ともいわれておりますけれども、


 重力波の、中性的な要素が必要となってくるのです。

 今の科学では、まだこれは発見されておりませんけれども、

重力波にも中性的な存在があるのです。


 それが無ければこの惑星のバランスは完全に壊れてしまうのです。


非常に微妙なバランスによって、この現在の形態が保たれている、ということが、

お解かりいただけると思います。



 そして人、ということについても言えるのですけれども、

 人の存在の本質に繋がってくるお話にもなりますが、


 人が、人の性質の中に、男性極と女性極、これはあらゆる生命体、

すべてに同じ法則が当てはまると思います。


 二つの性質、雄と雌、この二つの性質があればこそ、生命を維持できる。

 生命を途絶えさせることなく、新たな生命を生み出すことができるという法則、


 この謎について少しお話いたします。



 以前、「融合」ということについて、述べたことがありますけれども、

この「融合」という状態。これは男性極、女性極の完全バランスを言ったわけです。


 この完全バランスをとるために何が必要かということ。

 それはあなた方の魂、生命素の中に眠る極性。


 それは男性の魂においては、男性性の「生命素」を持っております。

 女性の魂には女性の生命素。それぞれ逆の性質を持って生まれてくるのです。


 例えば、回転の方向が違うというような見方をしていておられても、

いいと思います。右巻きと左巻きという表現でも間違いはないのです。

 一つの表現形態として理解しやすいために、

そうとらえていただければいいと思います。


 この違う性質の中に、二つの違う流れをつなぎとめるものがあるのです。


 それが男性性、女性性をつなぐ「生命中性素」というものが存在しております。


 この中性素こそが「融合」を創り出す大きな要素なのです。

 この「生命中性素」があればこそ、新たなる生命を創り出せるわけです。



 生命を生むということ自体、神秘的な意味を秘めておりますけれども、

 生命素の中に秘められた極性、それをつなぎとめる二つの引き合う力、

それを創り出すのが、「生命中性素」というものです。


 この「生命中性素」が発生したときに、

新たなる生命を、生み出すことができるのです。


 それは男性、女性との間に生まれる

「融合」という過程において創造される、新たなる生命素なのです。


 これを生命現象と申します。

 あらゆる生命体にはこのような性質をすべて持っております。


 この原理を探求してみられると「原初の宇宙が生まれたときの、

意識の流れの中に、二つの流れが生じた」ということが推測できます。


 それで正しいのです。それだからこそ、

生命素が、二つの性質を持ちながら、新たなる生命を生み出すことができるのです。



 その生命素の「融合」自体を、「愛」と表現してもいいでしょう。

 つなぐ役割を「愛」といいます。

 引き離す役割を「分離」と申します。


 その二つの性質を、相持ち合わせながらも、大きな地球の進化を、

追及している多くの生命体。


 この中で、進化と退化という、二つの極性が現れるようになっているのです。



 あらゆる現象を通しても同じことが言えるでしょう。


 すべて同じ法則によって、この地球上のすべてのものは動かされているのですから、

宇宙全体たりとて、例外ではないのです。


 以上マクラーゼからでした。




 

 
Home Sacred Star Energy Goods 無玄堂 E-Mail